農地整備課のGGOです。
農地整備課では、担当業務の1つとして、農業用水路の新設・改修・更新といった公共事業に関わることを行っています。
主食となっている米づくりや水田開発の歴史は農業用水路の建設の歴史でもあります。
そこで、今回は、少しでも豊かな生活をするため、米づくりをしたいという当時の人々の強い思いが農業用水路の建設につながっていることを伝えるため、ブログで紹介させていただきます。
松本地域振興局管内の農業用水路の中では、安曇野を横切り、世界かんがい施設遺産として登録されている「拾ケ堰」(じっかせぎ)が一番知名度の高い水路だと思います。
しかし、今回は、同じ安曇野市内にある水路ではありますが、高瀬川と犀川の2つの川の段丘上をめぐる農業用水路「五ケ用水」を紹介します。
五ケ用水は、安曇野市明科(七貴)で、北どなりの池田町から流れる内川用水から分かれるところが起点となり、押野山のふもとをまわり込み、段丘上にある5つの村(押野村、塩川原村、荻原村、中村、小泉村で、今は集落名)にある水田に水を届ける水路で、全長は約12㎞あります。


当時の村の人々は、目の前に犀川という大きな川がありながら、段丘上は水がないので、雑穀やイモしか作れず、「お米をつくりたい‼」と願っていました。
村人たちは、何度も調査や測量をして、計画を練り、当時の松本藩に開発を訴え続けた結果、ようやく許可が下りて、1830年に工事が始まりました。
工事は、山の斜面に土を盛って何度もつき固め、谷をまたぐ水路橋をいくつもつくるなど苦労をかさね、約7ヶ月で完成させました。



この五ケ用水ができたことで、約100haの水田がひらかれたのです。
農業用水路のことを紹介しましたが、今は水を多く使う「かんがい期」です。
水路には、多くの水が流れています。転落事故の危険もありますので、くれぐれも注意してください。
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