来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

来て!観て!松本『彩』発見

歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

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毎年恒例の「水稲奨励品種決定ほ」の田植えを行いました!

松本農業農村支援センターのNです。

長野県の稲作は全国トップレベルの品質・収量を誇っています。
1等米(米の等級の最上位)の割合は長年90%台(令和6年度:93.2%・全国3位)を、10a当たりの収量も600kg台(令和6年度:620kg・全国2位)を保っており、地形・気象条件により農薬使用回数も全国でトップレベルの少なさです。

また、当センター管内では、4月から5月上旬頃にかけて田んぼに水が入りますが、水を張った田んぼに北アルプスが映り込む風景は「水鏡」と言われ、この時期ならではの風景として地元の人々や観光客の楽しみの一つとなっています。
この風景が守られているのは、たくさんの農家さんが丹精込めてお米を作っていただいているおかげです。

では、長野県で栽培されている米にはどのような品種があり、どのように選ばれているか皆さんご存じでしょうか?
実は、県が深く関わっています。

●奨励品種とは?
奨励品種とは、各都道府県がその都道府県に普及すべき優良な品種として決定した品種のことです。対象となる農作物は、米、麦類、大豆の主要農作物に加えて、各都道府県がそれぞれ独自に定めています。
長野県では、優良な特性を備える普及すべき水稲品種として12品種が指定されています。(主食用米:「きらりん」、「ゆめしなの」、「あきたこまち」、「ひとめぼれ」、「コシヒカリ」、「風さやか」など)

●奨励品種決定のための調査
奨励品種は、一度指定したらずっとそのままというわけではありません。
年々変化する気象条件への適応性(栽培しやすさ・病害虫に対する強さ)や消費者の嗜好の変化などの観点から、国・都道府県の研究機関等で日々新たな品種・系統が作り出されています。
そのため、これらの新品種が長野県の多様な地形・気候等に適合するかどうか、また、現在の品種と比較して優れた特性(収量性・病害虫抵抗性・品質等)を示すのかどうかを判断するため、実際に県下各地で栽培試験を行い調査しています。

●松本農業農村支援センターで「水稲奨励品種決定ほ」の田植えを実施
将来、松本地域で作付けを奨励する水稲品種の候補を決めるために、当センターでは「水稲奨励品種決定ほ」の田植えを令和7年5月16日(金)に安曇野市内で実施しました。
現在栽培されている品種、将来管内で栽培されることになるかもしれない品種、合計16品種を作付けし、今後生育や収量、食味について調査していく予定ですので、調査結果をお待ちください!

 

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