みなさま、初めまして、松本筑摩高校事務室のＭと申します。
３月に入り、学校は卒業シーズンになりました。
本校、松本筑摩高校も、３月１日に卒業式を迎え、定時制課程67人、通信制課程69人、計136人が本校から旅立ちました。
本校は、午前部午後部と夜間部の定時制と通信制の３つのパートから構成されている県の定通基幹校です。
どちらかというと、今までいろいろな悩み、葛藤を持った方が、何かを求めて本校に入学し、何かを学びつかんで卒業していく学校であり、他校の卒業生より卒業に対する想いは強いものと感じています。

北アルプスを臨む校舎

午前部午後部昇降口

夜間部　通信制の昇降口

どこの学校でも、卒業式などの学校行事には校歌を斉唱する場面があります。
コロナ禍で校歌斉唱ができない時期がありましたが、昨年度くらいから復活してきていると思われます。
本校の校歌は、昨年11月にお亡くなりになりました　谷川　俊太郎さんの作詞によるものです。
本校創設時に、当時の学校関係者が谷川先生に校歌の作詞をお願いしたところ、快く引き受けていただき、詩が完成したと聞いています。
歌詞には、本校の想いが綴られています。
各番の歌いだしには「問いかける心あらたに」「通いあう心信じて」「ひたむきな心託して」と「心」という文字が入っています。いろいろな想いを抱いて入学してきた生徒の「心」が込められていると私は感じています。
校長室には、谷川先生直筆の歌詞を掲示しています。
今年の卒業式では、谷川さんを偲んで、参加者全員で校歌を斉唱しました。

谷川先生直筆の校歌詞

午前部午後部音楽科教諭　細川先生の指揮で谷川さんを偲んで校歌斉唱

卒業式当日の３月１日、私が朝起きていつもと同じくテレビのスイッチを入れると、「ＮＨＫ映像ファイル　あの人に会いたい　谷川俊太郎（詩人）」が流れていました。
鉄腕アトムの主題歌も谷川先生の作詞だと初めて知りました。
谷川さんが、本校の卒業式と卒業生を祝福していると私は感じました。