今回の「地域の知恵袋インタビュー」のお相手は、生坂村の藤澤村長ほか、役場職員の方と、いくさか大好き隊員の6名です。
生坂村は、人口が約2千人の山間にある小さな村です。少子高齢化が進み、人口減少傾向にありますが、「元気な村」として注目されています。今回はその秘訣を探りに村役場を訪れました。
今回、生坂村の皆さんから、協働による地域づくりについて、以下のご意見・ご提案をいただきました。
①村政運営の基本方針は、『自助』、『共助』、『公助』の精神で、住民との対話を重視し、毎年度、各地区で村政懇談会を開催している。
②平均年齢70歳の元気なお年寄りの集団が地域を盛り上げている。
③平成10年に設立された農業公社では、就農希望者を募り、3年間、新規就農研修を行っている。研修終了後は、地域ブランドの「山清路巨峰」のぶどう園を任せ、これまで11世帯が独立している。
④役場職員による地区担当制度によって、各職員が出身地区を含め3地区を受け持ち、元気づくり支援金事業の企画立案など、住民と一緒になって考え、支援している。
⑤総務省「地域おこし協力隊制度」(生坂村では「いくさか大好き隊」と命名)を松本地域でいち早く導入し、現在隊員数は6名。そのうち3名が地区担当を務め、地元出身の「集落支援員」と組んで地域おこしに取り組んでいる。
生坂村の高齢化率は4割を超え、管内でも高齢化が進んでいる村ですが、元気な高齢者が地域を盛り上げる「担い手」になっていることと、役場職員が地域と一体となって村民の相談にも乗りながら地域おこしに取り組み、それに「いくさか大好き隊」が加わることが、村に活力をもたらしているのではないかと感じました。
地方事務所としても、元気づくり支援金事業などを通じて、引き続き、元気な地域づくりを支援してまいりたいと考えています。
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