こんにちは、松本空港管理事務所のオスカー・マイクです。
長野県の空の玄関口である『信州まつもと空港』は、コロナ禍の現在においては、新型コロナウイルス感染症の拡大防止の水際対策が必要な箇所でもあります。
2018年信州まつもと空港写真コンクール 入選作品
そのため、現在、「慎重に検討し感染リスクが高い状況を避けられない場合は訪問を控える」とされている直近1週間の人口10万人当たりの新規陽性者数が15人(11月23日までは5人)を上回っている都道府県にある空港からの到着便の搭乗者全員に対し、体温測定を実施しております。
搭乗者に発熱等、感染の疑いが確認された場合には、感染の拡大を防ぐため、他の搭乗者や空港関係者等と接触しない場所への隔離が必要です。そのため、『信州まつもと空港』においては、感染者の一時的な隔離スペースを準備し、有事に備えております。ただ、そのスペースには、トイレが設置されておらず、完全な隔離ができるとまでは言えない状況でした。
非常用のトイレがあれば、感染者の完全な隔離ができるとともに、大規模地震や水害などの自然災害により、空港ターミナルビルに滞留者が発生した際のトイレ不足にも対応が可能。
そこで、松本空港管理事務所では、しあわせ信州創造プラン2.0松本地域計画の推進等を行う予算である地域振興推進費を活用し、松本空港の自然災害・感染症対応能力向上を図ることとし、その一つとして、非常用のトイレの配備等を計画。
先日、発注した非常用トイレ一式が納品され、配備が完了。配備されたのは、折りたたみ式の組立トイレ、
トイレ用のワンタッチテントと
1回毎に交換タイプの災害用排便処理袋。
有事の際に確実に使用できるよう早速、管理事務所の職員で設置研修を実施。折りたたみ式の組立トイレへの便処理袋の設置や、
ワンタッチテントの組み立てやテント内へのトイレの設置方法を研修しました。
実際の使用は、こんな感じ。(使用時には、もちろん扉は閉めますが・・・。)
今回は、「松本空港自然災害・感染症対応能力向上事業」の第1弾として、非常用トイレを配備しましたが、年度内には、同事業により、他にも様々な自然災害・感染症対応能力向上対策を実施予定です。
松本空港管理事務所では、引き続き、皆さまが安心して利用できる空港の体制確保に向け、様々な取り組みを行ってまいります!
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