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Vol126■とく☆とく信州 原産地呼称(その4)

“原産地呼称”の新しいお酒が認定されました!
~今年も磨き抜かれた純米酒がぞくぞく登場!~

お酒といえば、皆さんは最初に何をイメージしますか。ビール、ワイン、焼酎…?
でも、日本人ならやっぱり「日本酒」じゃないでしょうか。

日本酒は、ちょっと苦手という印象をもっている人もいるようです。でも、「長野県原産地呼称管理制度」認定の日本酒は、リンゴや洋ナシのようなフルーティな香りがするもの、フレッシュでさっぱりとした味わいのものなど、日本酒を敬遠していた人のこれまでのイメージがガラッと変わるような逸品がたくさん揃っているんですよ。


日本酒の審査風景


信州産の原材料にこだわった「長野県原産地呼称管理制度」。日本酒については、長野県で育まれた米と水にこだわった純米酒を認定することになっています。
例年2月に行われる官能審査会では、出来たての新酒を審査するため、若々しくフルーティーなお酒がたくさん集まるんですよ。
先月2日に開催された審査会では、審査委員から「生き生きとした酒が多かった。」「新酒の穏やかな香りが良い。」など高い評価を得て、新たに23品が認定されました。

今回認定の日本酒についてはこちら≫(パソコン用)

今回は、ちょうど新酒の仕込みの時期ということで、審査会終了後、審査委員の皆さんが酒蔵見学に出かけたので、ちょっと同行させていただきました♪
ご協力いただいた蔵元は、長野県の中央部に位置する塩尻市の「美寿々(みすず)酒造」「笑亀(しょうき)酒造」「丸永(まるなが)酒造場」の3つ。いずれも社長さんご自身が杜氏を兼ねる小さな酒蔵ですが、優れた銘酒を醸すことでは“日本酒通”の間で名の通ったところばかりです。


酒蔵の煙突

酒蔵を訪れてまず目につくのは「煙突」。主原料のお米を蒸すため、煙突があるんです。ご覧ください、この威風堂々とした煙突を!冬晴れの空に映えて、絵になりますよね。
審査委員の皆さんは、蔵人が仕込樽に櫂(かい)を入れて醪(もろみ)をかき混ぜる様子を見学し、熱心に杜氏さんから情報収集。各酒蔵の代表銘柄のお酒を利き酒され、さすがプロといった印象でした。

日本酒の製造風景
利き酒の様子



さて、今までに認定となった日本酒は、たくさんありすぎて、とてもご紹介しきれません。
実は、審査委員さん等からも、「認定されるお酒の品数が多すぎて、PRしきれない」というご意見があり、今年度から審査会の都度、審査委員が“印象に残ったお酒”というのを選んでいます。これは、評価点の高さではなく、官能審査した委員の味覚・嗅覚などに訴える「何か」が特にあったお酒を選ぶもの。今回も、認定酒の中から数点選ばれましたので、ご紹介しておきましょう。

【認定番号順】
■大信州 純米吟醸N.A.C.ひとごこち2010(認定番号1102004 大信州酒造(株))
■大信州 仕込22号 純米大吟醸2010(認定番号1102006 大信州酒造(株))
■七笑 木曽の米から造った純米酒(認定番号1102008 七笑酒造(株))
■大雪渓 純米吟醸酒(認定番号1102010 大雪渓酒造(株))
■猿庫の泉(認定番号1102014、1102015 喜久水酒造(株))
■水尾 特別純米酒 金紋錦仕込(認定番号1102018 (株)田中屋酒造店)
■神渡 純米旨口(認定番号1102022 (株)豊島屋)

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