2012.05.10 [■四季彩だより~信濃の国から~]
Vol180■読まなきゃチョーソン市町村(塩尻市)
長野県の中部に位置する塩尻市で、6月1日(金)~3日(日)の3日間「第45回(2012年)木曽漆器祭・奈良井宿場祭」が開催されます!
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塩尻市は、江戸時代には中山道(なかせんどう)や北国西街道(ほっこくにしかいどう)の要衝として、塩尻宿や洗馬(せば)宿など宿場町として栄え、明治時代以降、現在のJR中央東線・中央西線・篠ノ井線の分岐点、国道19・20・153号線など主要幹線道路が交わる県内交通の要衝となっています。平成17年(2005年)に木曽郡楢川村を編入し、現在の塩尻市となっています。市内の桔梗ケ原(ききょうがはら)を中心に県内有数のぶどう産地となっており、多くのワイナリーがここでワイン製造を行っています。また、精密機械工業や漆器(木曽漆器)の生産も盛んに行われています。
木曽漆器は、旧木曽郡楢川村(現:塩尻市木曽平沢)を中心に、江戸時代初期から生産が始まったとされ、昭和50年(1975年)に国指定の伝統的工芸品に認定されました。
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45回目となる木曽漆器祭は、6月1日(金)~3日(日)の3日間、木曽漆器の主要産地である木曽平沢(国の重要伝統的建造物群保存地区)を中心に楢川地区全域で、木曽漆器の大展示即売を行います。
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職人さんが丹精込めて作り上げた名品や逸品はもちろん、この日にしか出ない特売品や蔵出し品が店頭に所狭しと並びます!
最終日である3日(日)の正午からは、奈良井宿場祭のメインイベント「お茶壷道中」が宿場内を練り歩きます。これは、江戸時代に徳川将軍家に献上するお茶を毎年、京都宇治から山中道、甲州街道(こうしゅうかいどう)を経由し、江戸まで運んだ道中行列を再現したものです。
奈良井宿は、中山道34番目の宿場として栄え、現在も重要伝統的建造物群保存地区として、当時の町並みを保存したまま生活が営まれています。
当時のたたずまいがそのまま残る宿場内を練り歩き、時代絵巻を思わせる見事な行列は必見です!!!
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高級品から日用品まで豊富に揃った漆器の中からお好みのものを探したり、江戸時代の宿場の雰囲気を思う存分味わってみてはいかがでしょう!
さあ!皆さん 新緑まぶしい!初夏の木曽路へ出かけましょう♪♪♪
木曽漆器祭・奈良井宿場祭について詳しくはこちら(パソコン用)
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