楽園信州

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<VOL.203>I♥信州(あいラブしんしゅう)

ある時「甲州街道」沿線を北上し、山梨県から長野県に入った瞬間「空気が違う」と感じたそうです。


茅野市メルヘン街道と八ヶ岳の山々

「その土地、地域独特の「におい」。その「におい」を五感で感じることが出来るのは、以前からオートバイで旅をしていたからかもしれません。」と岡野さん。

北杜市の小淵沢町や白州町、長野県に入り諏訪郡原村も候補にありましたが、最終的に茅野市の別荘地に決め、それまで住んでいた方から住宅を譲り受け、移住生活がスタートしました。

*甲州街道
江戸幕府によって整備された五街道の1つ、江戸(日本橋)から内藤新宿、八王子、甲府を経て信濃国の下諏訪宿で中山道と合流するまで38の宿場が置かれました。
信州には、「蔦木宿(長野県諏訪郡富士見町)」「金沢宿(長野県茅野市)」「上諏訪宿(長野県諏訪市)」「下諏訪宿(長野県諏訪郡下諏訪町)の宿場があり、主に現在の国道20号の北東側を通ります。

<スローライフ実践と自然体で地域コミュニケーション>


田舎暮らしについて語る岡野さん

岡野さんは移住してから一番大事にしてきたことがあります。
それは、せかせかしないこと。
やらなければいけないことは「一日一仕事」!後は好きなことをなんでもやる、スローライフの実践です。

岡野さん:「田舎暮しは自分の生き方を変え、自分のペースをつくる。もう一度原点に戻る、たった一度のチャンスでもあるんですね。
豊かな自然環境に暮らすということは、色々な意味で人間らしく、自分らしく暮らせると
                        思います。」

移住前の数年間は、時に階段を上ることも出来ないくらい体調不良に悩まされていましたが、移住半年で八ヶ岳の最高峰、赤岳登山ができるほど体調が回復したそうです。

現在、岡野さんのお住まいのある別荘地に定住されている世帯は30世帯ほど。
地区では町内会のような自治会を作り運営をしています。茅野市の広報誌の配布や情報発信、生活に関する様々な問題解決に自治会がうまく機能しています。
また、別荘利用の方々にもオーナー会に参加して頂き、自治会やオーナー会主催のイベントを一緒に進めるなど楽しい仲間作りが行われています。今では自然を歩く会「歩歩路(ポポロ)」や花を植えたり、手芸などお互いの得意な楽しみを共有する「女子会」の集まりもあるそうです。
地域の皆さんは肩書きでのお付き合いでなく、自然体で地域のコミュニケーションを深めています。


庭で咲くりんどうにそっと触れる・・・

心から自然を愛する岡野さん。
生き物や草木を「この子」と表現します。
「移住地としてこの場所を選んだからには、この場所に昔から住んでいるこの場所に適した植物や動物と触れ合う時間をたくさん持つこと。これが田舎暮らしの最大のいいポイントです。」とお話くださった岡野さんの笑顔が印象的でした。

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