楽園信州

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<VOL.234>“しあわせ”発見~信州巡り~

<地域のみなさんから愛され、暮らしと深く密着した“水”>

生活に欠かすことのできない水。飲用だけでなく、農業や工業などさまざまな分野で活用されています。
松本地域には二つの湧水スポットがあります。

まず一つ目が「城下町湧水群」。
松本城の城下町であった松本市内は、町中にも関わらず至るところに湧水ポイントがあり、その数なんと20以上!
市街地でこんなにも湧水ポイントがあるところは全国的にも珍しく、平成20年に環境省の「平成の名水百選」に認定されています。
暑~い!夏ですが、城下町に点在する湧水ポイントを巡る「水巡りマップ」を片手に、是非城下町“涼”スポットをぶらりと歩いてみてはいかがでしょうか!


松本市の特別史跡「源智の井戸」(写真左)や松本市観光情報センター近くにある「大名小路井戸」(写真右上)など松本城下町にはたくさんの湧水があります。
写真右下:安曇野の広大な土地に湧き出る湧水を利用したわさび田


安曇野大王わさび農場
わさび田風景(テレビ信州:2011年3月31日)

そして二つ目の湧水スポットが「安曇野わさび田湧水群」です。
キレイな水が生育に欠かせない農作物、「わさび」。
わさびの名産地として知られる安曇野市にある「安曇野わさび田湧水群」は、北アルプスの雪解け水が大地に染み込み、水量にして1日約70万トンもの水が湧き出ています。
70万トン…想像つかないほど大量ですよね。

実はこの湧水でできた川が、大王わさび農場隣に流れる蓼川。
この蓼川では、足元が透明なボートに乗り、オールで漕ぎながら進むクリアボートが人気です。
水底が見えるほど透き通った川をゆったりと進む…水草が水流で揺れている姿はなんとも涼しげ!

黒澤明監督の映画作品「夢」に登場した三連水車も残り、今なお映画そのままの風景を目にすることができます。
蓼川はゆるやかな流れなので、小さいお子様から高齢の方までご家族で楽しむことができます。

この二つの湧水スポットは、古くから地元の方々に親しまれており、今では県外から湧水を汲みに駆けつけるという方も増えています。
猛暑の夏、たくさんの方に愛されている松本地域の湧水スポットでクールダウン!してみては?

★リンダと鈴之助が取材で見つけた“しあわせ”のひとコマ★

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