10月18日(水)認定NPO法人「フリーキッズ・ヴィレッジ」理事長の宇津孝子氏をお招きし、信州こどもカフェ上伊那地域子ども応援プラットフォームと長野県将来世代応援県民会議上伊那地域会議の合同研修会を『こどもたちの未来のために~私たちができること~』と題し開催いたしました。
当日は、49名の方にお越し頂きました。ご参加くださいました皆様、どうもありがとうございました。
宇津さんは家族と暮らせない子どもを里親として育てるファミリーホームを運営しています。講演に先立ち、「フリーキッズ・ヴィレッジ」で過ごした子どもたちのその後の成長と、養育者である宇津さん(通称:かあちゃん)と里子との暮らしを追ったドキュメンタリー※を上映しました。
親元を離れて共に生活する子どもたちは、里山の自然の中での自給自足の共同生活を通して、自然との繋がりを知り、人との繋がりを感じ、生きる力を取り戻していく番組でした。
※番組上映にご協力くださいました、伊那ケーブルテレビジョン株式会社 様に感謝申し上げます。
上映後、宇津さんの講演会が開催されました。
少しだけ紹介すると。。。
・宇津さんはこども家庭庁の目指す「こどもまんなか社会」について”「こどもまんなか社会」とは、子どもが周りの大人たちに大切にされていると感じられる社会”のことである
・自分も『経験や社会通念、偏見や差別』の気持ちなどの主観から子どもたちに声掛けしている。声掛けしたことが、どこからきているか、自分らしく考えているのか大人ひとり一人に振り返ってほしい・こどもまんなか社会の実現には、自分と目の前の子ども自身が尊い存在だと思えることが大事
・行政では行えない部分を大人たちが”愛を行う”ことで補っていく。それにより子どもは大切にされているという安心感の中で良いところが発揮される
事務局より
大勢の方にアンケートのご協力を頂きました。参加されたほとんどの方に研修会の内容に“満足“というご回答をいただきました。大変ありがとうございました。
宇津さんのお話を聞いて、子ども、家族、地域との関わり方を考え直すきっかけとなれば幸いです。
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今回の講演会に参加された方の感想の一部をご紹介します。
『経験、社会通念、偏見、差別でしか生きていない気がする。子ども社会は大人社会の反映だと思うので、「こどもまんなか社会」のために自分が大切にしているものを見つめ直す、大人になった自分自身を育て直すことが必要だと感じている。自分発信の言葉の出どころに目を向けてみたいと思います。ありがとうございました』
『「こどもまんなか社会」は子どもの話だと思っていたが大人の自分の話だった。「こどもまんなか社会」をつくるのは我々「おとな」であり、子どもと共に作りたい』
『ありがとうございました。本日参加することができて本当によかったです。自分でできることを小さく小さくですが始めていこうと思いました。昔のような地域で育てる子育てができるといいと思いました』
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