2015.10.08 [ 自然・山・花 ]
南アルプス高山植物保護ボランティアに行ってきました~塩見岳の巻(後編)~
農地整備課の中年Yです。
9月19日(土)~21日(月)の3日間、南アルプス塩見岳(標高3,047m)へ高山植物保護ボランティアに行ってきました。(※ニホンジカの食害を防ぐ柵を設置する作業など)
先日ご紹介した~塩見岳の巻(前編)~に引き続き、ご紹介いたします。
~塩見岳の巻(前編)~では、活動2日目の塩見岳東峰で阿弥陀如来が出現したところで終了してしまいましたね!!
新田次郎の小説「槍ヶ岳開山」で、播隆上人が笠ヶ岳山頂でブロッケン現象に出会い、「おはまだと播隆は思った。」と亡くなった奥さんを思う描写があり印象的ですが、当時はこの現象が一般的に知られていない時代でありますので、亡くなった奥さんの亡霊や阿弥陀如来が出現したと思うのも無理はないと思います。
科学的に解明された現代でさえ、あまりにも神々しい光輪に手を合わせたくなるのは私だけではないはずです(M虎男は果たしてこのとき手を合わせたであろうか?いや、きっと手を合わせたに違いない。うん。きっとそうだ!!)
ボランティアに来ていたことも忘れ、阿弥陀如来の光輪に見とれること10分。山の神がもたらしてくれたショーは幕を閉じ、我に返りました。
作業場近くの広場に戻るとボランティアのみんなが揃い、静岡県自然保護課のIさんがこれからの作業の説明を始めるところでした。
ザックから取り出した植生復元マットを持って現場まで移動します。
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