2014.11.14 [ 地域振興局 ]
新発売!シカ肉の柔らか煮(燻製工房 もみじ)
中川村で、捕獲した鹿を解体処理するための新しい加工施設を見学させていただきました。
役場の方に、どういう方が利用されているんですか?と、お聞きしたところ、村内にある「燻製工房 もみじ」さんへ連れて行っていただきました。
こちらが、「燻製工房 もみじ」代表の木下直美さんです。
手にしていらっしゃるのは、シカ肉の燻製「鹿くん」。木下さんは、ご夫婦そろって上伊那猟友会の会員で、自ら捕獲した鹿を先ほどの処理施設へ運び、解体した肉をご自宅に併設された燻製工房で加工して販売されています。
獲った鹿を無駄にすることなく利用し、多くの皆様に味わって喜んでいただきたいと、長年、シカ肉を美味しくいただける料理方法を研究されてきました。
大変なご苦労の末、今年3月に燻製工房を立ち上げられ、シカ肉の燻製「鹿くん(150g):左」に加えて、今月からはシカ肉を柔らかく煮て燻蒸した「鹿くん(煮)(50g):右」が新発売となりました!
燻製は堅すぎず柔らかすぎず、程よい噛みごたえで、柔らか煮の方はトロットロの柔らかさです。
お醤油ベースで、食べやすい味付けに仕上がっています。お酒のお供にピッタリ!のため、飲食店からの注文も多いそうです。
燻製は手で裂いて食べるのが通だそうですが、手軽に食べやすいように細くカットした鹿くん(50g)もあります。商品の詳細やご購入につきましては、「燻製工房 もみじ」木下直美さん(TEL/FAX: 0265-88-2590)へお問い合わせください。
木下夫妻の猟のパートナーの猟犬は、パッケージのイラストのモデルにもなっています。ワンちゃんへの愛情を感じますね。
狩猟では、ご主人と3頭の猟犬たちが追ってくる鹿を、女性ハンターの直美さんが待ち構えて銃で仕留めるそうです。まさに、ご夫婦とワンちゃんとの連携プレーですね。
近々、新たにシカ肉の缶詰を販売する予定と、目を輝かせる直美さん。猟の腕も去ることながら、シカ肉料理の研究から新商品の開発まで、お二人の情熱に頭が下がります。
昨今の農林業被害や高山植物への食害を防ぐため、増えすぎたニホンジカを捕獲して、その命を無駄にしないように調理してジビエ料理として流通することに注目が集まっています。
また、シカ肉は低脂肪で高タンパクのため、健康面でも美容面でもヘルシーなお肉として知られています。狩猟は無理でも、ジビエ料理をいただくことで、野生鳥獣被害の減少に貢献できるかもしれませんね。
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