2014.09.09 [ 地域振興局 ]
試験用のカラマツ球果を採りました(箕輪町)
樹の下では、落とされた枝から黙々と球果をもぎ取ります。手袋は松ヤニでべっとり。
1日で、モミ袋7袋強、306リットルの球果が採れました。
採った球果は長野県林業総合センター内のハウスに運ばれ、乾燥させて球果のカサを開いて種子を採ります。10月にはこの膨大な量の種子の選別作業が待っています。
カラマツは長野県では見慣れた樹種ですが、県外出身の私がイギリスの大学の演習林で黄葉したカラマツを初めて見た時の感動は、今も忘れられません。後に、それが19世紀末に長野県から輸出された信州カラマツと知って、本県との深い縁を感じました。
今回収穫したカラマツの種子が、世界に誇る信州カラマツの今後の研究に役立ってくれたらと願っています。
上伊那地方事務所 林務課からのレポートでした。
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
上伊那地域振興局 総務管理課
TEL:0265-76-6800
FAX:0265-76-6804