2014.09.09 [ 地域振興局 ]
試験用のカラマツ球果を採りました(箕輪町)
長野県では林業用の優良な苗木を育成するため、県下7箇所に採種園を設置しています。その内の1箇所が箕輪町にある中箕輪採種園で、カラマツ、ヒノキ、アカマツを種子採種木として植栽し、球果を採取しています。
中箕輪採種園には現在、93本のカラマツの母樹が整然と並んでいます。母樹は精英樹(林分の中で樹高や胸高直径等の形質に優れ、選抜された個体)から選ばれており、一本一本の幹には札が付けられていて、どんな特性を持った母樹なのかを特定することができます。
カラマツは種子の豊凶の差が激しく、5年から7年おきにしか豊作年がこないと言われています。種子があまり採れない年が多い中、今年は「まあまあ」のなり具合とのことで、長野県林業総合センターの試験用に採取することになりました。
枝にはカラマツの球果がビッシリと付いています。カラマツ色になったカマキリの姿も。
ツリークライミングの技術を使って、樹の先端で枝を切り落として、
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