商工観光課Yです。

今回ご紹介するのは、飯島町日曽利（“ひっそり”と読みます）にある「いなかの風キャンプ場」。
2006年4月にオープンした、中央アルプスの眺めを楽しめる広々としたキャンプ場です。

キャンプ場までは、中央自動車道 松川ICもしくは駒ケ根ICから約20分、国道153号 伊南バイパスの「飯島駅東」を東に進み、天竜川を渡った対岸にあります。

松福寺の看板の隣に、控えめな手書き看板があるので左折、するとすぐにまた手書きの看板があるので左折し、道なりに進むと到着します。
途中にある沢にガードレールのない橋がありますので、通行に注意してください。

中央アルプスがどーんと見える、開放的なキャンプ場です！

写真ではわかりにくいですが、キャンプサイトが段々になっています。
ここは昔棚田だったのですが、荒廃する農地を保全し、利活用するためキャンプ場に生まれ変わったとのことです。地元の方から農地を借りて整備し、運営会社さんが維持管理を行っています。
SDGｓなキャンプ場ですね。

まず管理事務所でチェックインを行います。チェックイン時の駐車場所はスタッフの方が指示してくれます。

いなかの風はオートサイトが充実しているので、基本はサイト内に駐車となりますが、テントサイトを利用する場合は車が入れないので、共用駐車場を案内してくれます。
なお、オートサイト等は２台まで無料、３台目以降は１台につき1,000円追加です。

オートサイトはタイプがA、B、C、２名タイプの４種類あり、サイトの大きさや眺望の良さはそれぞれ異なります。サイト数がとても多く、ほんとに広いです！

私がおじゃましたAタイプはキャンプ場の上のほうにあるため、とても眺望が良いです！
当日利用されていたキャンパーさんはテント２つにタープ２つを張り、車を１台泊めていましたがまだまだスペースがたくさんあり、ゆったり過ごせそうでした。

特徴的なのがペットサイト。

かなり広々としたサイトは柵に囲まれていて、リードをつけずにペットとキャンプを楽しむことができます！これはペット好きなキャンパーさんは嬉しいですね。
また、「ワンワンデー」というペットサイトを含む全てのサイトを、ペット同伴キャンパーに開放する特別な日が設けられているなど、ペットにやさしいキャンプ場です。

キャンプ場の各施設は、炊事棟、トイレ、シャワー（お風呂）、ごみ捨て場です。

炊事棟はキャンプ場内に３か所あります。水は水道水で、なんといずれの炊事棟も「温水」が出てきます！便利ですね。夜間に電気も付きます。

トイレも３か所あり、すべて洋式の水洗トイレでした。きれいに掃除されています。

展望風呂もあるのですが、リニューアル予定のため湯舟には入れません。。

ちなみに湯舟は下伊那の「天竜川和船下り」で使用されていた和船を改造して作ったそうで、趣がありました。リニューアル後に期待です。９月30日まではシャワーが利用できます（シャワーも改装予定）。

ちなみに、キャンプ場利用者はいなかの風のレシートを提示することで、駒ケ根市の「こぶしの湯」、高森町の「御大の館」の入浴割引があります。

こぶしの湯：大人750円→300円、子ども500円→300円
御大の館　：大人650円→400円（子ども料金300円は変わらず）

お得ですね。どちらも気持ちの良い温泉なので、ちょっと足を伸ばして寄ってみるのもアリです。

ごみはゴミ捨て場に捨てることができます。ごみ捨て場は細かく分別されていますので、ルールを守って気持ちよく利用しましょう。

ここからはいなかの風キャンプ場の特徴的な取り組みをご紹介。

まずは、キャンパーズファーム「いなか農園」！

キャンプ場内に野菜畑があり、キャンプ場利用者は野菜を収穫できます！太っ腹ですねー。伺ったときにはナスやトマト、ピーマン、キュウリなどが植えられていました。「ほんのお気持ち」カンパボックスもあります。感謝をこめて利用しましょう。

続いては、「ほんもの体験プログラム」。
里山ならではの体験型自然プログラムで、よくある体験プログラムに少し手を加えて、出来るだけ「ほんもの」に拘っているそうです。

こんな感じで味のあるお品書きがあります。
季節ごとにメニューが異なるので、予約時に確認するのが確実です。スタッフの方に聞くと、カブトムシ採りなどは大人気で、多くの親子連れキャンパーが申し込むそうです。

最後は「オリジナルアニバーサリー花火」！
地元の煙火店さんの協力のもと、オリジナルの記念花火を打ち上げることができます。事前の予約が必要ですが、相談次第で内緒で打ち上げることもできるそうですので、サプライズや記念日にも使えそう。キャンプ場では珍しいサービスですね。

例によって、いなかの風キャンプ場管理人さんにお聞きしました。

Q：キャンプ場はどんな方に人気ですか？
A：地域としては愛知県、東京都の順番で多いです。地元の方も多く利用してくれています。他の運営しているキャンプ場と比べるとキャンプ初心者の方よりかは経験者の方が多いかなと思います。
Q：キャンプ場のおすすめや推しポイントを教えてください。
A：やはり中央アルプスが一望できるロケーションや棚田を再利用した広いキャンプサイトがおすすめです。

以上、いなかの風キャンプ場のご紹介でした。
中央アルプスの絶景と棚田のコラボレーション。素敵な里山キャンプ場を体験してみてください。

■その他基本情報（公式HP等より）■
・電波状況　au、docomoは通信良好でした。
・水場での洗剤使用　OK
・サイトでの直火　OKですが石で囲われた部分で
・道具のレンタル　あり（予約時にHP上で選択可能）
・支払方法　現金かPayPay
・近くのスーパー等　TSURUYA 赤穂店（スーパー）、D2ケーヨーデイツー 駒ヶ根店（ホームセンター）、FamilyMart　JAいいじま店（コンビニ）
・近くの温泉　こぶしの湯（駒ヶ根市）、御大の館（高森町）