い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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八乙女の水路橋と廃止された地図記号

農地整備課のワイです。
今昔(こんじゃく)マップon the web」をご存知でしょうか?

国土地理院発行の地図について、昔の地図と最新の地図を並べて見ることができるサイトで、地図好きの私は頻繁に眺めてニヤニヤしています。
日本全体が網羅されているわけではないのですが、年々エリアが拡大され、昨年ついに上伊那地域の一部も対象になりました。

と、いうことでさっそく西天竜幹線用水路の「八乙女の水路橋」付近を見てみました!
(「八乙女の水路橋」「西天竜幹線用水路」と、私たちが行っている「農業用水探検隊」についてはこちらをご覧ください)

左側が1951~52年版の地図、右側が最新の地図(「地理院地図」を加工して使用)です。

資料では「昭和17年に深沢サイフォンが完成したため、水路橋としての役目を終え」となっていますが、地図の修正が間に合わなかったのでしょうか?まだ水路として使われているように描かれていますね。

面白くなったので、もっと昔の地図とも比べてみました。

右側の地図を、西天竜幹線用水路ができる前の1911年版の地図にしました。(西天竜幹線用水路の工事期間は1919~1939年です)

興味深いのは、地図の右上、西天竜幹線用水路ができる前は一面の桑畑だったのが、用水路の完成後にはすべて田んぼに変わっているのがはっきりわかるところですね。

ちなみに、桑の木を横から見た形に由来した、この「Y」の字の底に「━」を描き加えたような「桑畑」の地図記号も、2013年に廃止されました。

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