お菓子を作っている職人さんは、裕さんが子供の頃から当店に従事している、50年以上の大ベテラン!
そして現在、裕さんの御長男(6代目!)がその職人さんに習っているので安心です。
後継者に不安がない、これも商売をやっている人にとってうらやましいことです。
ちなみに、「越後屋」の名前は、「新潟県産のコシヒカリで餅を作っていたからではないか?」とのこと。
気になっていた人も多い(?)かと思いますが、料理・宴会の「越後屋」さんとは・・・?
「関係はない」そうです。
明治15年の創業当時は、現在の伊那バスターミナル付近にお店があったようですが、「伊那市駅」が開業(明治45年、当時は伊那町駅)すると聞いて、原っぱだった現在の土地を購入して移転。
辰野-伊那間開通記念の催し。左側の建物が当店。
昭和初期の駅前。右上が当店。
下駄ばきでラジオ体操。(駅前だけど、車なんて(たまにしか)来ない! 来たらどけばいい!)
昭和20年代の当店。その後、駅前再開発で両側を切られ、現在は間口が当時の半分に。
裕さんのお父さん、新太郎さん(「伊那のまゆ」の考案者)の代には、名曲喫茶やカレー店を手掛けたこともあります。新太郎さんは画家でもあり、伊那市役所の2階に大きな絵が展示されています。
当時のカレー店のマッチ。電話番号(4桁)はそのまま。
現店舗は昭和30年代の建物ですが、8年前、裕さんがおしゃれに大改装。(かな~り・・かかったそうですよ)
それからもう一つ、商売をやっている人にとってうらやましいことに(しつこい?)、当店ではこの50年来、ロス(廃棄)がゼロ! そして、冷蔵庫の中にあるのは生クリームだけ。
なお、当店では、店売りか、電話・FAX注文による通販のみ(リピーターが多いそうです)。
卸売は一切していません(ので、お土産に最適!)。
「ここに来なければ買えない物を売っている店に頑張ってほしい」(伊那商工会議所 川上会頭)、ですね。
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