い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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魅力満載のローカル線!!飯田線~飯島町編「田切駅」

「田切ネットワーク」とは、1990年代、漫画のOVAで飯田線などを舞台として、駅舎にあるスタンプを集めて豊橋から飯田線に乗ってきた主人公達が、田切駅から伊那市駅まで自転車で移動した話ですが、そのファンたちにより結成されたそうです。今でも毎年全国からメンバーが集まって、待合室や駅周辺の定期的な清掃活動を行っています。落書きを解消するために、スタンプやノートを待合室に置いたとのことで、待合室には書き込み用のノートがあります。ノートをみると、今でも全国からファンが訪れ、「田切駅に来ることができました。」といった喜びの書き込みがあります。(スタンプはここにはありません。知る人ぞ知るところにあるようです。)

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田切駅を発車した電車は、旧田切駅のあった140Rの急カーブをきり、25‰の勾配を下り、林を抜けたカーブ先端部から中田切川鉄橋にかけて、Ωカーブが続きます。田切地形の中でも谷の幅が狭いため、ハイライト区間となります。

国道153号から西側に200mくらいのところにΩカーブを通過する電車をみることができます。

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線路の西側脇に少し広くなったところがあり、Ωカーブを間近で見ることができる場所がありました。

伊那福岡駅方面から田切駅へ向かうΩカーブ3連写です。

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電車は、飯島町と駒ケ根市の境となる中田切川の橋梁部分は、国道の橋から見ることができますが、昭和期に撮られた写真と異なり、最近は河川敷の木が繁っており、いい写真をご紹介できないのが残念です。

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しかし、この近くにある50mほど歩くと徒歩横断用の踏切があり、左岸の勾配を上っていく電車をみることができます。

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飯島町誌によると、「中田切川橋の架橋は難工事であった。田切区会は、「電車工事の公益性を考え、鉄橋及び石垣用材の石を無償で提供することにした。区民の熱意は大変なものであった。」としています。

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