2020.02.12 [ 林務課 ]
上小林業振興会主催の視察研修で山梨・東京方面に行って来ました
【有明体操競技場】
オリンピックでは体操、新体操、トランポリン、パラリンピックではボッチャが行われる施設で、世界最大級(長さ88m)の木構造の梁が使用されているのが特徴です。
梁材には佐久・上小のSGEC認証森林から生産された東信カラマツ約2千立方メートルが使用されているそうです。
現在も施設周辺が工事中で、建物内部に入っての見学はできませんでしたが、外から見ても木がふんだんに使われていました。
【新豊洲Brilliaランニングスタジアム】
主構造のフレームユニットに湾曲形状の信州カラマツ集成材(齋藤木材工業(株)が製造)を金物で接合し、アーチ状に組み合わせ、2m間隔で連続させることにより、長さ109m、高さ8.5m、幅16.3mのトンネル状のランニングスタジアムを実現させました。
スタジアムの遠景です。
【CLT PARK HARUMI】
CLT(木の板を繊維方向が直角に交わるように接着した大判の木材パネル)の魅力を伝え、文化・情報を発信する拠点として、岡山県真庭市から提供されたCLT材を三菱地所グループが中央区晴海に設置した施設で、今年の秋まで同地で運用した後、材の故郷である真庭市に移築利用される計画だそうです。
【新国立競技場】
「杜のスタジアム」をコンセプトに、木をふんだんに取り入れており、建物外周の1階から3階の軒庇は、47都道府県の認証森林から提供されたスギ(長野県は青木村産。スギのない沖縄県はリュウキュウマツ)が使われているそうです。こちらも工事中でしたが、軒庇の一部(写真は青山門(東向き)付近です)を見ることができました。
北向きの千駄ヶ谷門の軒庇と中のスタンドの一部(南側の競技場入り口から)も見ることができました。
隣の東京体育館側からの連絡通路が見えます。
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