2014.08.06 [ 建築課 ]
上田合同庁舎耐震改修工事見学会が開催されました!(その1)
建築課のコナンです。
上田合同庁舎では平成25年7月~平成27年9月末の工期で耐震改修工事が行われています。
工事は主に土日等の閉庁日を利用して施工を行う「居ながら工事」方式によって進められており、外部の鉄骨耐震ブレースや建物内部の耐震壁も一部が設置されて、耐震改修工事の内容が目視により確認できるようになりましたので、7月24日に長野県建築士会上小支部の会員の皆様にご参加いただき、県建設部施設課及び上小地方事務所建築課の主催による現地見学会が開催されました。
その時の様子をレポートしたいと思います。
現地見学の前に、午後1時30分から南庁舎2階会議室にて、工事概要について発注者、設計者、施工者の各担当者から説明がされました。
概要説明のあと、3グループに分かれて現場見学が行われました。
東側通用口付近の建物基礎掘削工事で出てきた地中埋設物(避雷針の導線)です。
改修工事では解体時に図面に表記されていない埋設配管や構造物が出てくることがあります。
建物を使用しながらの工事のため、稀に通信ケーブルや建物のライフラインを切断してしまい、通常業務に支障が生じる危険性があるため、掘削工事や解体工事は工事施工者がとても神経を使う部分です。
耐震壁には地震時に大きな力が加わりますので、建物本体と一体化させるため耐震壁一か所あたり、数百本の鉄筋アンカー(ケミカルアンカー)が打ち込まれます。
打ち込む際にはコンクリートの梁や柱にハンマードリルで穴をあけますが、建物構造体の内部には電気配管(EP)などが至るところに配管されているため、それらの配管を切断することが無いよう、予め超音波金属探査機により埋設されている配管類の調査を行います。
調査の結果、埋設配管がある場所にはこのようなマーキングを行うことで、ケミカルアンカーの施工者が誤って配管を切断しないよう注意を促し、切断事故の防止に努めています。
この続きは、次回に・・・
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
上田地域振興局 総務管理課総務係
TEL:0268-25-7111
FAX:0268-25-7115