東信労政事務所です。

職場の人間関係で頭を悩ませている方は、大勢いらっしゃると思います。

昭和人間からＺ世代まで、働く現場はいろいろな価値観を持つ人々のるつぼです。

ときには、ちょっとしたことから怒りがこみあげてきてしまうという場面もあるでしょう。ささいな怒りの暴発から、職場の雰囲気が害されてしまうこともあります。

当東信労政事務所では、明るい職場づくりを学んでいただくため、１２月７日に、「良好な関係がモチベーション向上に繋がる　～アンガーマネジメント～」と題して、労務管理改善リーダー研修会を開催しました。

講師は、株式会社キャリアトラスティング代表取締役の霜鳥  光 先生です。先生は、キャリアコンサルタントの資格をお持ちであり、数多くのキャリアコンサルティングの実績があります。

組織が良好な結果を出すためには、まずは「（人間）関係の質」を改善していくことが大事とのことです。

「関係の質」を悪化させている原因の一つである「怒り」の感情についてご説明があり、その「怒り」を抑制しながら、「関係の質」を改善していくための手法について、ご紹介していただきました。

手順その１　価値観を確認する

自身の価値観、それから職員の価値観を理解し、双方の価値観の相違を意識する。

面談などによって、双方が確認することが必要です。

職員に対する偏った思い込みを無くす努力をしてもらいたいとのことでした。

手順その２　リクエストは明確に

職員に対するリクエストは具体的かつ明確にして、あいまいさを取り除く。

「今日中に、これやっといて」の、「今日中」っていつまで？　「これ」って何？とならないように。

手順その３　穏当な伝え方

リクエストする際には、穏当な表現、態度、言葉遣いをする。