じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

環境課の一週間(年中無休)

N子さん、環境課へようこそ。環境課の仕事は、24時間365日、機械と課員とが手分けをして、人々の暮らしのベースにある環境を見守っています。もし何かあっても、被害拡大防止、健康保持のためにできることを時機を失せず何とかしようとしています。それでは、一週間の仕事をご紹介しましょう。

月曜日
 月明かりの下、ごみの不法投棄の発見と防止のために夜間にもパトロールを行っています。下のポスターは上田市立清明小学校5年生の作品ですが、仕事をするの上で力と元気をとてももらっています。この監視活動は、地域住民の方々にも大勢ご協力いただいているほか、ヘリコプターで空からも定点観測しています。




火曜日
 火といえば燃えるですが、ものが燃えると空気(大気)を汚します。このため工場のボイラーや焼却炉に対して自主検査をお願いしたり、必要に応じて立入検査をしています。例えば、有害物質であるダイオキシンの発生を防ぐために、800℃以上の高温で燃焼することを求めています。

 また、春の使者には花粉や黄砂がありますが、最近ではPM2.5(微小粒子状物質)もニュースになっています。県内各地に測定局があり、数値が高くなった時は注意喚起情報を発出します。


水曜日
 生活環境の中心は水です。水は、河川のほか地下水としても流れており、飲料水や農業用水として健康や衛生に直接関係し、きれいになった生活排水・産業排水も河川に戻されるので、多くの定点を持って常時監視をしています。



 それから、燃料油の流出事故のときは直ぐに現場確認に飛び出し、関係機関間の情報の結節点になります。この頃の大雪の後は、除雪作業に絡む事故が多発しましたが、通常の事故原因の多くはケアレスミスなので、お互いに気をつけたいと気を引き締めています。

木曜日
 木といえば森林、森林といえば山や自然そのものです。この地域は北に上信越高原国立公園(菅平、湯の丸)、南に八ヶ岳中信高原国定公園(美ヶ原)を擁しているので、そのエリア内で開発規制をしいて豊かな自然環境を保全しています。



 山は、春は笑い・夏は滴り・秋は装い・冬は眠ると言われていますが、里山の南斜面では雪も殆んど融けたので、そろそろ起き出して花の準備に入る頃でしょうか。「信州 山の日」に向けて、環境サイドも関わっていきます。

金曜日
 ごみは、私たちの暮らしや活動の一方の成果物ですから、切っても切れないものです。個々には処理できないので、ルールに従って分別し、自治体や専門業者の手に委ねています。特に資源ごみは専用設備によってリサイクルされ、原材料として再利用されています。
 壊れたり、使わなくなったデジカメや携帯ゲーム機がご家庭に眠っていませんか。これらには貴重なレアメタルが使用されているので、日本中を合わせれば、世界有数の埋蔵量を持つ都市鉱山(=埋蔵「金」)とも評されます。資源小国のニッポンですから、皆さまのご協力をお願いします。新たに輸入しなくてもいいという意味でも、「お金」になる話です。




土曜日
 土と水は密接な関係にあり、過去に有害物質を扱う事業所からの排水対策が不十分の場合、現在の敷地の土壌を汚染し、地下水・井戸水とその下流にも重大な影響があります。大規模開発の着手や工場等の閉鎖の時点で、データを蓄積しています。

日曜日
 日曜は太陽の日(Sunday)、太陽といえば太陽光発電です。上田地域の日照時間と日射量は全国屈指のレベルにあります。山国信州でも春の日差しは案外強く、夏の終わりまでが太陽光発電の書き入れ時になります。この頃の大雪ではちょっと損をしましたが、これから挽回してくれるでしょう。



 さらに、この地域には河川水の位置エネルギーや木材の持つ生物エネルギーも豊富です。これらの積極的な活用も一緒に考えていきましょう。

 環境は地球規模でつながっています。山から海へ水が流れ、一方で盆地の中まで細かな物質が海を渡って飛んできます。私たち長野県民は、上流県の責任を果たすことを含めて、水や土や大気を汚さないように、ごみの量を少なくするように「一人の百歩より百人の一歩」でライフスタイルを見つめ直す時期に来ていると、R生は思います。

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