2014.09.16 [ 環境課 ]
ロケッ湯おんせん「あし湯」実炎中
最近流行の足湯ですが、夏の終わりに「市民の森」(上田市殿城)でも振る舞われました。イベント参加で疲れた足を癒やします。子どもたちも興味津々です。赤ちゃん時代のビニールプールの懐かしさがあるかもしれません。
あ、ここでハプニングです。ちびっ子2名が、親御さんが目を離したスキに裸になって水道の水を浴びていたところ、寒くなって足湯に駆け込んできました。
「入っていい?」「いい湯だな!気持ちいい。」
いい顔しています。薪(まき)からつくったお湯だけに、木のぬくもりも一緒に伝わったかなあ。
準備の様子も見てみましょう。ボイラーも浴槽も薪も大型トラックで運んできて、クレーンで吊り下ろします。
水道で浴槽に水を張り、電気ポンプでボイラー上のお釜とつないでお湯を循環させます。
煙突をつないで、火焚きの開始です。焚き口では外気を取り込んで、炎が下向きに流れるのが印象的でした。よく燃えるし、火の番も楽だったですね。
自然エネルギー上小ネット・バイオマスエネルギー部会(太田さん・川田さん)では、木材の熱源利用の普及・広報のために、足湯の実演(実炎)の出前をしています。薪を燃料にするロケット式ボイラーは、鉄工所を経営する太田さんの渾身の開発・試作によるものです。
高温状態で燃料を噴射させて強い推力を得るというロケットの原理をボイラーやストーブにも応用し、燃焼熱をロスなく運ぶことによって炉内に強い気流をつくり、加温効率はもちろん自然吸気による燃焼効率も上げています。薪は完全燃焼するので、煙や燃え残り(灰)はほとんどありません。木の持っているエネルギーをすべて熱に利用できるのです。
大人たちは薪の利用にも関心があるようで、足湯でリラックスしたあとに、太田さんにいろいろと質問していました。これから量産効果で値段が下がればいいですね。この秋も何回か出前をするとのことなので、見かけたら、薪の足湯にぜひぜひ浸かってみてください。
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