2020.12.16 [ 林務課 ]
第25回「木と緑のフォーラムin信州うえだ」を開催しました
こんにちは、長野県上田地域振興局林務課のY2号です。
令和2年12月9日(水)に、毎年開催しています「木と緑のフォーラムin信州うえだ」を開催しました。
会場は、東御市文化会館「サンテラスホール」 収容人員700名余のホールですが、新型コロナ対策として、200名を目途に募集したところ、120名の皆様においでいただきました。
今回のテーマは、「木質バイオマス」
東京大学名誉教授で、日本木質バイオマスエネルギー協会 会長の酒井秀夫様から「森林・林業を取りまく情勢と木質バイオマスの活用」と題して、基調講演をいただきました。
酒井様からは、
木質バイオマス燃料の価格の半分は輸送コストであり、残りの半分はチッピングコスト。
チッピングコストは、機械の大きさによるコストの違いはない。
チップの製造原価を下げるために余計なコストをかけないように、生産形態の選択をしなければならない。
とのお話がありました。
次に、東御市で今年の7月から、木質バイオマス発電を始めた「信州ウッドパワー株式会社」の、隂山代表取締役から「森を活かし木を使う地域からのSDGs 信州ウッドパワープロジェクト」と題して、事例報告をいただきました。
隂山様からは、
木質バイオマスのトレーサビリティを確立し、木材の伐採から搬入までの見えるかを図り、地域の森林を継続的に利用して、持続的な森林経営につなげたい。
とのお話がありました。
最後にお二人の講演等に対する質疑を行い、フォーラムは終了しました。
今回のフォーラムでは、「長野県森林づくり県民税」のパネルを展示し、ご来場いただいた皆さんに森林税のPRも行いました。
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