じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

地中熱を活用してみませんか

環境課のIです。

長野県地中熱利用促進協議会とNPO法人地中熱利用促進協会の主催による「全国地中熱利用促進地域交流2015長野」が、10月13日から14日にわたって開催され、私も参加してきました。

全国から大勢の方が集まる中、地中熱の利用促進に向けた国の取組や、地域・自治体における先導的な取組事例について講演及びパネルディスカッションが行われました。

年間を通して温度変化の少ない地中の熱(温度)を利用して、夏は冷房、冬は暖房の熱エネルギーとして活用する「地中熱」ですが、現状においては、設備を導入する際のイニシャルコストが高いことや、一般的な認知度がまだ低いということが課題として掲げられています。

netu2出展:「環境省 地中熱利用パンフレット」より

しかし、地域を選ばずに導入が可能であることや、省エネ効果、CO2の排出削減にもつながるということで、関心が高まりつつあります。また、熱を熱として利用するため、エネルギーの変換ロスが少なくエネルギー使用の効率が高いことから、特に熱利用としてのエネルギー消費が多い私たちのスタイルにおいては、その普及が期待されているものです。

 

事業所や工場等へ導入する規模の大きなものから、一般の戸建住宅に導入するものまで、様々なものがありますが、上田市にあるショッピングセンター「アリオ上田」さんでも地中熱を導入されているということで、このイベントの中で現地見学をさせていただきました。

敷地内に掘った井戸の水を利用したヒートポンプシステムにより、冷暖房のエネルギーとして活用されています。これにより、冷房時の電気使用量、暖房時の都市ガス使用量、それぞれの削減に大きな効果を上げているとのことでした。

ario1 ario2

県では、建築物を新築する際に、施主の方に建物の省エネ性能や自然エネルギーの導入可能性を検討していただく制度を運用しているところです。

地域のエネルギーを活用しながらエネルギーコストを削減する方策の一つとして、地中熱についても注目してみてはいかがでしょうか。

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