じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

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アユ釣りのメッカ復活を! まずは千曲川をきれいに

上田地域振興局特派員の F森です。

千曲川。言わずと知れた日本一長い川。甲武信ヶ岳を源にして367kmも流れ、最後は日本海にそそぐ。長いだけに、いろいろな地域でいろいろな風物詩がありますが、少し前までここ上田でその一つだったのがアユ釣りです。夏場になると、堤防道路から、また別所線の赤い鉄橋から、川に入って竿を操るたくさんの釣り人の姿がありました。

でも、今、そんな姿を見かけることが少なくなってしまいました。アユが少なくなったからですよね、もちろん。コクチバスなど急速に増えた外来魚やカワウに食べられて、アユのほかウグイなどの在来魚が減ってしまっています。

上小漁業協同組合やその下流の更埴漁協では、コクチバスの駆除など一生懸命対策をしていますが、なかなか成果が上がらない。そこで、行政や一般市民にも参加してもらって、「みんなで在来魚を増やす取り組みをしていこう」ということで、今年1月に「千曲川の恵みを取り戻す会」というのが発足しました。2つの漁協のほか、上田市、東御市、千曲市、坂城町の首長や議員さん方、そして長野大学淡水生物学研究所といった研究者の方々もメンバーになっています。

で、今年は漁協がこれまで行ってきた対策を中心に取り組んでいくのですが、そんなことを多くの方々に知っていただきたい、そして、今後は参加もしていってほしいという思いで、じょうしょう気流でレポートしていきたいと考えています。

その初回としてご紹介するのは、千曲川の「河川清掃」です。これから「つけば漁」が始まり、また、稚鮎の放流も行われます。まずは「川をきれいに」ということで、4月3日の日曜日、千曲川の河川敷のゴミを片付ける作業が漁協の方々を中心にして行われました。

今回レポートしたのは、上田橋から古舟橋までの間の作業。堤防道路から河川敷を見るとそうは目立たないのですが、河川敷を歩くとペットボトルや缶、食品トレイなどがあちこちに落ちています。

それを、ゴミ袋を手に次々と拾っていきます。人が投げ捨てた物ばかりでなく、ブルーシートの切れ端や板切れなど上流から流されてきて河原の草や石に巻きついたり挟まっているものもあります。

上田橋から古舟橋まで約1.2km。手分けして約1時間。拾い集めて集積場に袋を持っていき、作業終了! かと思うと、ゴミの分別作業です。液体のまだ入っているペットボトルやボトル缶は、その中身を捨て、それぞれの袋に入れていきます。

漁協では、これから稚鮎を放流するとか、コクチバスが産卵する場所を壊すなどの活動をしていきます。こうした取組みを積み重ねていくことが「アユ釣りのメッカ」復活につながります。

今回の河川清掃でレポートしたここの場所では、上小漁協の方のほか、市内の釣りの愛好家のグループが参加してくれました。また、報道の人たちも取材に来てくれました。今後の取組みもそうなのですが、こうしたことを行っていることを広く知っていただきたいし、多くの方々に参加してほしいなあと心から感じます。

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