じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

上小地域の「発芽〇〇」は美味しい

商工観光課のF1号です。

このブログ「じょうしょう気流」では、上小地域の美味しいものをたくさん紹介してきました。その中には、発芽した植物を材料にした食べ物や飲み物もありました。
発芽食品は、モヤシやカイワレダイコンなどは前から食べられていましたが、要は、発芽した状態まで栽培した植物をとって食べるというもの。発芽した新芽にいろいろな栄養素があるということから、最近では、モヤシなどのほか、発芽玄米やブロッコリーのスプラウト(発芽食品の意)などが出回っています。
今回のブログでは、そうした「発芽〇〇」を改めて紹介します。今回初めてご紹介するものもあります。


 まずは、日本酒。北国街道沿いの上田市柳町にある老舗酒造会社「岡崎酒造」さんの発芽米酒2種。岡崎酒造は、江戸時代前期の創業というたいへんな老舗。「亀齢(きれい)」という銘柄のお酒が代表的。そこの若き女性杜氏の岡崎美都里さんが開発したのが、芽生(めい)」双葉(ふたば)」です。これらは、美山錦という長野県ではよく使われる酒米を発芽させ仕込んだお酒です。ギャバというアミノ酸の一種がたくさん入っているそうです。
普通のお酒のように、「徳利で人肌にお燗して」とか、「冷やでグラスに一杯」とかではなく、食前や寝酒にお猪口一杯程度飲むのが良いそう。
岡崎酒造については、発芽酒も含めて、こちらのブログに詳しく書きました。お店にある、酒樽を活用した茶室や、雛人形についても触れています。


次は、コーヒー。上田市の「(有)イミー」社が世界で初めて開発した発芽コーヒーです。
このブログで2回紹介しました(初回 2回目)が、私は毎朝飲んでいます。イミーによると、何種類かのアミノ酸の成分が普通のコーヒーより多いということがあるようですが、私が気に入っているのは、味がまろやかで飲みやすい点です。私は、コーヒーはこれまで、ほかのお宅に伺って出していただく以外は、自分では淹れませんでしたが、ブラックでもおいしくいただけるということで、毎日豆を挽いて飲んでいます。
私は、別所温泉の日帰り温泉施設「あいそめの湯」で買っていますが、通販もやっています。ドリップバッグもあるので便利です。


3つ目は、発芽玄米パンです。
上田市丸子にある「とんぼハウス」という障害者施設で作っているパンです。発芽玄米の米粉と小麦粉を混ぜて山型の食パンにしたものです。モチモチしていてやわらかく、味もとてもおいしいです。2~3日たってもやわらかいままです。
丸子の「信州国際音楽村」のすぐ横にある上田市の物産館「花風里(はなかざり)」で売っています。花風里は、とんぼハウスを運営している社会福祉法人が市から管理を受託していて、パンのほか、工芸品なども売っています。喫茶もあってコーヒー、軽食などがいただけます。
また、発芽玄米パンは、東北信を中心に出店しているスーパーマーケットでも並んでいます。


最後は、初めて紹介する発芽そば。上田市柳町、岡崎酒造と同じ街にある「手打百芸 おお西」さんでいただけます。そばの実を発芽させ製粉し、それを手打したものです。
この日は、「御前二色そば」という、さらしな粉のそばと発芽そばの二種類のそばをいただけるものです。さらしな粉は、そばの実の中心部分を挽いた真っ白な粉で、でんぷん質がほとんどを占め、そばをつなぐ役割をするたんぱく質がないので、お湯で捏ねるなど手打するのがたいへん難しいそばです。写真の右の真っ白なのがそれで、左が発芽そばです。両方とも薄くのして細く切ってあります。味を表現するのは難しいですが、さらしなそばも発芽そばも味は違いますがおいしいです。
おお西は、別所温泉に支店もあります。

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