じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

塩田平のため池と札所巡り

 上小地方事務所のF森です。

 7月14日と15日の二日間にわたって開催された第1回塩田平ため池フェスティバル。初日のシンポジウムと雨乞い行事「百八手」については、こちらのブログで報告しました。

 今回は、二日目のイベントため池と札所巡りについてレポートします。
 「全国ため池百選」に選ばれている塩田平のため池。大小100もあって、この地域の風景に欠かせないものになっています。
 また、この地域には、四国八十八箇所の霊場の仏体を四国霊場にお願いしてこの地にお迎えしたお寺が21箇所あり、札所巡りも行われています。
 今回のイベントは、この両方を歩いて見て回ろうというもの。もちろん塩田平の全部のため池と札所は回れませんが、100名を超える方々が参加されました。
 スタートは、札所の一つ北向観音。平安時代に建てられたお寺で、北向きに建てられているのが特徴です。厄除のお観音様がいらっしゃいます。南向きの善光寺とセットでおまいりするのが良いとされています(北向観音については、こちらをご参照ください)。

 ここをスタートして向かったのが、「常楽寺」こちらのブログで取り上げました)の東側にあるため池幕宮池
 別所温泉から、車が通れない細い道を歩いてくると、緑の中から幕宮池が突然現れてきます。静かなたたずまい。これから行く予定の「山田池」「舌喰池」と比べると大きくはないですが、一人できたとすれば、静かな中で坐禅を組みたくなるような、落ち着いて、いい雰囲気の池です。

 次に向かったのが、法輪寺。塩田平札所二十一箇所のうち十六番目の札所です。江戸初期に開かれたお寺ですが、住職もおらず、荒れ果てていました。それを2年ほど前、安楽寺こちらで紹介しています)のご住職と相談して地元の方々がきれいに建て替えました。
 お堂の中も立派になっていて、「安楽兜地蔵菩薩」が奥の方に安置されています。

 法輪寺から南に行くと、別所線の八木沢駅の横に出ました。いつの間にか駅舎の壁がきれいに塗り替えられていました。昨年来たときにはまだ塗り替える前だったのですが、見違えるようです。前のもいい雰囲気ではありましたが。やっぱり使うお客さんにとってはきれいな方がいいですよねえ。ちょうど「まるまどりーむ号」が発車するところでした。

 そこから、さらに南に行くと大きなため池がありました。山田池です。塩田平でも最も大きいため池の一つで、貯水量が26万tもあります。江戸時代、二つの池を一つにするとき、藩主に設計図を見せたところ、これが決壊すれば上田まで水浸しになるということで、堤の高さを1尺(約30cm)下げろと言われたのだそうです。池には女神岳が映って、逆さ富士ならぬ逆さ女神岳。ここから見る女神岳はちょっと富士山ぽい形。

 今度は、山田池から女神岳に向かって歩いていくと、十二番札所の満願寺です。ご本尊は薬師如来。如来様をお護りする十二神将や月光菩薩も安置されているそうです。境内には石造りの十王仏があって、お寺の方がその由来などについて解説してくれていました。境内に上がっていく階段の横にはお地蔵様が鎮座していて、アジサイの花が脇を固めています。

 満願寺から向かったのは、ゴールの舌喰池(したくいいけ)」。ここも大きなため池です。この池の名前変わっていますよねえ。池の水の漏れを防ぐ工事をするとき、占いによって人柱を立てることになりました、選ばれたのが若い娘さん。嘆きますよねえ。人柱になる前の日に舌を噛み切って池に身を投げたのだそうです。それから池の名前は舌喰池。西には女神岳、南に独鈷山、北には青木村の子檀嶺岳などがそびえています。



 半日かけたため池と札所巡り、7kmくらいの行程でした。ボランティアガイドの方々が丁寧に説明をしてくださいました。解説を聞きながらこういうところを回ると、単なる観光ではなく、勉強になります。帰りに、別所温泉の外湯の入湯券をいただきました。今度は外湯を回ってレポートします。

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