2013.12.03 [ 職員のみつけた情報コーナー食文化 ]
上小地域のワイン 別所温泉でしか手に入らないワイン
上小地方事務所のY夫です。
上小地域のワインを紹介するシリーズ。今回は、上田市の別所温泉に行かないと買ったり飲んだりできない限定ワインの紹介です。
ワインの名前は「ヴィランジュ・ドゥ・ベッショ」。赤と白があって、赤はメルロー、白は善光寺種を使っています。醸造元は、小諸にワイナリーがある「マンズワイン」。キッコーマンの関連会社で、ワインでは全国的に有名ですよね。ワイナリーは小諸市にありますが、このワイン用のブドウが採れたのは上田市の塩田。東山といわれる東塩田の高台に契約栽培の畑があります。
このワイン、「ベッショ」と名前が付いていますが、別所温泉の旅館に泊まると夕食で出てきたり、売店で売っていまして、ほかでは手に入れることができません。まさに別所温泉のためにできたワインなんですね。2年前に上田駅で行われた観光キャンペーンで旅館組合の方が試飲用に配っておられたのを頂戴しました。「へー、こういうものがあったんだぁ」と、別所温泉の各旅館のホームページを見ると「ヴィランジュ・ドゥ・ベッショ」が夕食プランにあったり、イベントに使ったりとしているようです。
それ以来、たまーに買っています。おいしいんですよ、本当に。でも、2リットルの箱のワインを日頃飲んでいる者としては、別所のワイン、ワインとしては「高い」というほどの値段ではありませんが、たまにしか買えないんです。だから、飲むときはうれしいんですね。「地元にこんなおいしいワインがあったなんて」と、いつも感謝しながら飲んでます。この日は、メルローの栓を抜いて久しぶりの味。濃い色です。渋みがあって、私はそれが好きです。
今回、ワインを買ったところは、旅館の「上松屋(うえまつや)」。いろいろなサービスを行っているところで、生ごみをリサイクルして堆肥化し、それを肥料にして野菜を作ってお客様に提供するという取組みなんていうのもしています(こちらのブログで紹介しています)。
売店のお酒類が入った冷蔵ケースにありました。
マンズワインの契約栽培が行われている東塩田の畑。塩田平を見渡せる南斜面の高台にあります。そばには大きな蕎麦畑やりんご畑などがあります。ほかのワイナリーのブドウも栽培されています。
9月に近くを通りがかったときに、ちょうど収穫作業が行われていました。
マンズワインによると、ここは「ボルドーのもっとも厳しい収穫基準に匹敵するレベル」なんだとか。ここで採れたブドウを使ったワインは、国内外のワインコンクールで優秀な成績を残しています。最後の写真は「信州東山カベルネ・ソーヴィニヨン 2009」。これは、2012年国産ワインコンクールで銀賞を取ったもの。空瓶の写真なんですが、お小遣いをためて買って飲んで、今はほかに在庫がないのでご容赦ください。いつの日かまた買えたら写真投稿します。
「ベッショ」用のブドウもきっとこの畑のどこかで作られているんでしょうねえ。今年のブドウで作られたワイン、出るのを待っています。きっと買います。
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