2016.01.08 [ 職員のみつけた情報コーナー自然・花便り ]
信州の山に登ろう!~スノートレッキング「四阿山」編
こんにちは~、環境課のサイクリストKです。
穏やかなお天気が続いた年末年始、みなさんはいかがお過ごしでしたか。
雪が少ない今冬ですが、年末に菅平高原の四阿山と根子岳の山頂付近が雪で真っ白になったのが見えたので、さっそくスノーシューを抱えて「四阿山」へ出かけてきました。
四阿山への登山道は、菅平牧場からの中尾根ルート、四阿高原ルート、鳥居峠ルートと3つありますが、今回は「四阿高原ルート」を選択。 昨年5月末に真田の「山家神社」奥宮造営のボランティアとして「荷揚げ登山」に参加したときの懐かしいコースです。
四阿高原ホテルの下にある登山者用駐車場から、林の中を20分ほど歩くと「菅平牧場」に出ます。広い牧場は一面の銀世界・・・例年よりも雪は少なめですが、開放感いっぱいの景色は素晴らしいです。正面に見える四阿山を目指して、雪原を歩きます。
牧場区間は深い吹き溜まりがあったのでスノーシューを装着しましたが、それ以外の登山道は雪が少なく、スノーシューは不要でした。 牧場を過ぎると、樺林と笹に囲まれた登山道に入ります。道沿いにはいくつもの「石祠」が設置されていて、一つ一つにお参りしながら登りました。一年間、無事、山登りが出来たことへのお礼を込めて、山頂にある山家神社「奥宮」に参拝するのが、今回の登山の目的のひとつです。
低木の林を抜けると、北側には小四阿、中四阿のある中尾根コースが白く綺麗に見えました。また、標高が上がるにつれて周囲の木々に雪が積もって、真っ白な人形のように見えます・・・これ、「スノーモンスター」と呼ばれているんですよ。
このスノーモンスターを見るのも、今回の登山の目的の一つです。やがて根子岳との分岐点に到着、ここまで来ると山頂はもうすぐです。
最後に急坂を登って山頂に到着すると、山家神社の奥宮の一つ「西宮」が迎えてくれます。6月に完成した木製の社、雪に覆われた姿もいいものです。さらに奥の「東宮」にも参拝しました。山頂で群馬県や埼玉県から来た登山者の方々と話をすると、皆さん「真田丸」の放映はご存知で、真田氏と縁のある奥宮、山家神社の話をしたら、帰りに真田へ寄ってみると、うれしいお話もありました。
山頂からの眺めは素晴らしいです。見下ろす里は嬬恋村、山並みは烏帽子岳から湯の丸山、篭ノ登山、黒紋山、そして噴煙を上げる浅間山まで広い眺望を楽しめます。また、北側に見える冠雪した根子岳も美しい山です。
暖かな日差しを浴びながら下山を始めますが、スノーモンスターの群れが青い空に映えて、ずっと眺めていたい気分です。
歩いていて気になるのは、やっぱり浅間山・・・存在感が大きいです。周辺の山の中で浅間山だけが白く、美しいその姿をもっと近くで見たいという気持ちが強くなりました。(年明けに、浅間山の外輪の山に行ってきましたので、その様子も後日お伝えします。)
さらに正面には菅平のスキー場、そして雲海の向こうには北アルプスの山並みがきれいに並び、何処を向いても絶景・・・。踏み固められた雪の下り坂は夏道よりも柔らかく、登山道に転がる大小の石もすべて雪の下に隠れてしまっているので、とても歩きやすくて快適なんですよ。
牧場まで降りてきて振り返ると、今降りてきた山が青空に映えて見えます。冬は空気が澄んでいて、稜線がくっきり見えて一段と美しく感じますね。
日本百名山の一つ「四阿山」 、登りやすさから登山者に人気の山で、冬は山頂付近の木々が雪像のように見える「スノーモンスター」を見ることが出来ますよ。
隣の「根子岳」と合わせて、お勧めのトレッキングコースです。
根子岳のスノートレッキングの様子はこちらです。
※ 上小地域の「国立公園・国定公園」(菅平高原・湯の丸高原・美ヶ原高原)の四季折々の情報を綴ったブログ記事をまとめました。
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