じょうしょう気流 「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

じょうしょう気流

「上小(じょうしょう)地域」と聞いて、みなさんは長野県のどの地域を思い浮かべますか?「上小地域」は、上田市、東御市、小県郡長和町、青木村の2市1町1村からなり、群馬県の西側に接する地域です。「上小」には自然、歴史、文化、おいしい農産物など、さまざまな魅力がありますが、それらを上田合同庁舎の職員の目で見て綴り、皆さんにご紹介してまいります。

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長崎の地から赤松小三郎を想う・・・(その3)

その1その2からの続き)

幕府も赤松小三郎のそれまでの働きに関心を持ち、赤松の意見を聞こうとします。

赤松は、慶応3年(1867年)5月に幕府の顧問的立場であった前越前福井藩主 松平春嶽に対し、議会政治の必要性を説いた「御改正之一二 端奉申上候口上書」と呼ばれる建白書を提出します。

※越前福井藩が松平春嶽の業績を残すため著した歴史書「続再夢紀事」第6巻にこの上申書の内容と時期が記載されている。(国立国会図書館蔵)

この建白書には

・上局と下局からなる二院制の議会を設置する。
・上局の議員は朝廷と幕府と諸藩の融和の象徴として、公卿と諸侯と旗本より選出する。
・下局の議員は各藩を基礎とした選挙区から「門閥貴賎に拘らず道理を明弁し私なく且人望の帰する人」を、入札(選挙)によって公平に選出する。
・議会は国の最高議決機関として位置付ける。
・大閣老(現在の内閣総理大臣)以下6人の大臣を議会が選出する。
・主要都市に大学を設置するとともに全国民へ教育の機会を提供する。
・人民平等の原則に基づき重い農民の税負担を軽減、全ての職種に公平な税率を課す。
・金貨・銀貨を国際的な兌換率に従って鋳造し直し、物品の製造にあわせ通貨供給量の拡大を計る。
・陸軍と海軍を拡充し諸民からも軍人を養成して士族の割合を徐々に減らす。
・西洋人を雇い入れ各地に諸物製造所を設けて産業を振興する。

などと記載されており、同様の建白書は薩摩藩に対しても提出されています。

このような内容、聞き覚えはありませんか?


そうです。坂本龍馬が土佐藩の参政であった後藤象二郎に提案したとされる「船中八策」によく似ています。

坂本龍馬像(長崎市)

しかも、赤松が提出した建白書は坂本龍馬の「船中八策」より1ヶ月早く、内容もはるかに詳しいものでした。
坂本龍馬の「船中八策」は松平春嶽から赤松小三郎の建白書を見せられた龍馬がこれを元に作成したのではないかという説もあるのです。

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