こんにちは、商工観光課です。
北信地域では、様々が伝統的工芸品が製造されています。主な製品としては、国(経済産業大臣)指定の「飯山仏壇」、「内山和紙」、長野県知事指定の「信州竹細工」、「あけび蔓細工」、「栄村つぐら」、「小沼箒」、「秋山木鉢」、「桐下駄」があります。
今回は、飯山仏壇の製造工程の一つである「蒔絵」の工芸体験を紹介します。
伝統工芸士の皆さんが時間をかけて丁寧に作業する工程を、約1時間でその技法に触れることができる体験です。
まずは、無地のお皿に下絵を転写します。下絵を上からなぞり、お皿に浅い溝を彫りこんでいきます。
【下絵】 【転写後】
今回は「うさぎのお月見」を選びました。(転写後の様子は、わかりやすいように加工してあります。)
転写した溝に漆を塗っていきます。毛先の細い筆で描くのは難しいですね…。
【漆】 【筆で漆塗り】
漆を塗った部分が作品になります。
漆を塗った部分に金粉、銀粉をまぶします。漆が接着剤の役割となり、金粉、銀粉が定着します。
あとは湿度のある場所で、漆を乾かせば作品が完成します。
下絵の選択で、このような作品にも挑戦できます。
【鯉の作品】
漆で描いた部分が、金・銀で浮かび上がる作品が完成します。
そして、この秋、工芸体験ができるイベントが飯山市で開催されます。
北信濃伝統工芸展
会期 令和7年10月15日(水)から11月9日(日)
会場 飯山市伝統産業会館
詳細はこちらからご覧いただけます。
信州いいやま観光局イベント情報 https://www.iiyama-ouendan.net/2025/09/17087/
長野県公式観光サイト https://db.go-nagano.net/topics_detail11/id=22554
芸術の秋、伝統的工芸の技法に挑戦してはいかがでしょうか。
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