総務管理課のMです。
12月4日に、長野県将来世代応援県民会議北信地域会議が開催されました。

長野県将来世代応援県民会議とは？
長野県の将来を担う子ども・若者を県民全体で応援するため、多様な主体がネットワークを構築することを目的として平成29年に設置されました。
北信地域会議においては、地域課題に根ざした重点的な取組を推進することを目的とし、毎年、子ども・若者に関する課題をテーマに、構成団体の皆様とともに学ぶ機会としています。

今年度は、「青少年におけるインターネット・SNSの現状」をテーマに、

長野県警察本部生活安全部サイバー捜査課から細川警部補をお招きし、お話を伺いました。

インターネットやSNSは、今や私たちの生活に欠かせないものとなり、子どもたちにとっても身近な存在です。その一方で、使い方によっては、思わぬトラブルや犯罪に巻き込まれてしまう可能性があることについて説明がありました。

講演では、SNSにプロフィールや趣味、日常生活の様子などを投稿したことや、オンラインゲームやライブ配信におけるリアルタイムでのやりとりをきっかけに、加害者とつながってしまうケースが増えていることが紹介されました。

また、近年はAI技術の進化により、画像や動画、音声などが簡単に作成できるようになり、本物と見分けることが難しくなっています。実在しない人物や、加工された画像・音声を用いた詐欺や脅迫など、新たな手口への注意が必要であるとの指摘もありました。

こうした状況の中で大切なのは、インターネットとの上手な付き合い方を考えていくことです。
ネットリテラシー向上の必要性、ペアレンタルコントロールやフィルタリング機能の活用、利用するアプリやオンラインゲームの年齢区分（レーティング）の確認など、家庭でできる環境づくりの重要性について共有されました。

質疑応答では、「地域でできることはありますか」という質問があり、
「インターネットの特性やリスクを理解したうえで、日常の見守り活動や声かけの中で、子どもたちから相談を受けた際には助言を行うこと、また必要に応じて警察や相談窓口につなぐことが重要である。」との説明がありました。

インターネットやSNSは、正しく使えば便利で心強いツールです。
今後も、家庭・学校・地域が連携しながら、子どもや青少年が安心して過ごせる環境づくりを進めていきたいと感じた会議となりました。