北安曇地方事務所のMです。敬老の日の連休、老体に鞭打って（？）爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳に登ってきました。

爺ヶ岳から鹿島槍ヶ岳へといたる2400mを越える主稜線では、立山連峰を背景に、ナナカマド、カエデ、ウラシマツツジなどが紅葉のピークを迎えています。この日も、多くの方が訪れ、絶景をカメラに収めていました。

翌朝、一晩お世話になった冷池山荘から2時間余り登り続けると、標高2889mの鹿島槍ヶ岳山頂に到着です。

上空は青空。眼下には黄金色の水田が広がる大町、そのはるか向こうには富士山がぽっかりと浮かんでいます。

西を望めば、岩稜が凄まじい剣岳から立山連峰。遥か眼下には富山平野、富山湾。360度遮るもののない絶景が広がり、ここまでの疲れが吹き飛びます。

好天に恵まれなかったシルバーウィーク前半でしたが、この日は青空が広がって最高の山歩きとなりました。

北アルプスの紅葉はまもなく本番。山小屋の人によれば、例年より少し早く、稜線の紅葉は9月中にピークを迎え、10月上旬には里へと下り始めるようです。
柏原新道から稜線へと続く登山道は、危険な場所もほとんどありません。「アルプスは初めて！」という方もどうぞお出でください。