2015.07.07 [ 北アルプス地域の自然・景観・名所 ]
白馬乗鞍高原のホタルは9月頃まで観賞できます。
農地整備課のK2です。
小谷村の白馬乗鞍温泉スキー場の下にある交流センター『ちゃんめろ』付近の水田周辺では毎年、6月中旬から9月頃までの長い期間、ホタル観賞ができる場所です。
地元の「白馬乗鞍ホタルの会」の皆さんは、ホタルが途絶えないように日頃からホタルの保護活動に取り組んでおり、ホタルの季節にはホタル観賞ガイド、子供達が自然環境に親しむ啓発活動として「幼虫観察、放流」「ホタル篭作り」などもしています。
現在この周辺の水田では、コメ作りに苦労している農家が作業しやすく水田整備する「ほ場整備工事」を行っております。
耕作者の高齢化などによる耕作放棄を食い止めるために必要な水田整備ですが、工事後もホタルが保全できるかが大きな課題でした。
「水田整備も必要だが、“ホタルの危機”を何とかしたい」と地元の皆さんから声が上がり、「ちゃんめろ」の横にホタル生息保全のための水路を作ることが計画されました。
ほ場整備計画で用地を確保し、ホタル水路は「白馬乗鞍ホタルの会」が自分たちの手で直営工事で水路を作ることになり、6月中旬から約1か月かけて、このたび完成しました。
「白馬乗鞍ホタルの会」の皆さんが自分たちで石を積みました。
水路底に石灰岩石を敷いて、ホタルの生息に適した環境になるように工夫しています。
石積のホタル水路の長さは200mで途中には池も作られました。
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