2025.05.13 [ その他 ]
美麻の「レッドデータ探索ハイク」に参加しました!
こんにちは、林務課のIです!
4月26日に、一般社団法人地域づくり美麻とふたえ里山協議会が主催する「レッドデータ探索ハイク」に参加してきました。
主催の1つである、大町市美麻のふたえ里山協議会は、長野県が「里山整備利用地域」及び「開かれた里山」の実施主体として認定している団体の1つです。これらの認定団体は県内各地にあり、それぞれ里山の整備・利用に取り組んでいます。
「里山整備利用地域」及び「開かれた里山」について詳しくは以下のリンクから↓
・里山整備利用地域の概要
・「開かれた里山」の整備・利用について
「里山」は、絶滅危惧種である「クマタカ」を含む多様な生物の重要な生息地となっており、その保全が生物多様性の維持にとって重要です。今回のイベントは、地域の方により探索ハイクが開催され参加しました。散策後は道の駅美麻にある「花豆や」さんのお弁当付きです。
出発前に、主催の方からクマタカの説明を受けました。クマタカは環境省のレッドリストで「絶滅危惧IB類」とされており、絶滅が心配されています。
道の駅美麻を出発し、矢久神社の方へ向かいます。途中ハクセキレイやウグイスの声がきこえました。神社から奥は北アルプス地域らしい広葉樹林が広がっています。
大町山岳博物館の学芸員さんに解説をしていただきながら、鳥のさえずりがきこえる方へ双眼鏡を向けます。肉眼では確認できても、双眼鏡に鳥を入れるのは中々難しいです…!
解説によると、野鳥は様々な鳴き声を使い分けて他の個体とコミュニケーションをとっているとのことです!もっと勉強したら何を話しているのか分かるようになるのかな…
協議会の方による樹木の解説もありました。下の写真は、少しピントが外れてますがホオノキの冬芽です。大きくて細長い、特徴的な見た目をしています。
今回の観察会でクマタカを見ることはできませんでしたが、ヒヨドリ・ヤマガラ・コガラ・シジュウカラなどの野鳥に出逢うことができました。
美麻地域では今回の他にも、里山に関する様々なイベントが行われています。里山に関する活動は県でも情報を発信をしておりますので、機会がありましたらぜひお越しください!
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