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~有害鳥獣から人身及び農作物の被害を予防~【緩衝帯整備】を実施!!

みなさんこんにちは♪林務課林務係です(^^♪

近年、線状降水帯の発生等で局地的な豪雨により、ライフラインの寸断や土砂災害が発生しています。

6月は梅雨時期を迎えることから、日頃から各自治体で作成しているハザードマップ等で、被災想定区域や避難場所などを確認し、自然災害に備えましょう!

さて、大北地域では5月後半から急激にツキノワグマの目撃情報が各地で寄せられています💦この時期のクマは繁殖期を迎え、オスはメスを探して広く動き回ります。また、サクラ類の果実やハチやアリなどの昆虫を食べるため、人里へ出没することも・・・💦

先日、クマの出没が頻発している大町市内の観光地の一角で、周辺ホテルの関係者や行政関係者等によって「緩衝帯整備」を行いました!

緩衝帯整備とは・・・鳥獣の移動経路や潜み場となるヤブや雑木林等を整備し、見通しを良くすることで人里に鳥獣を寄せ付けない環境(エリア)を整備すること🌳

(やぶが繁茂する林内の様子)

集落周辺の手入れが十分進まない里山は、野生動物にとって格好の隠れ場所やえさ場を提供しています!そのため、隠れ場所をなくしたり、餌となる植物等を除去する「緩衝帯整備」は野生動物を遠ざける効果的な手法の1つ‼

(遠くまで見わたせるようになった林内)

当日は30名ほどの関係者が参加♬3時間ほどで予定していた作業が終了!

(作業する関係者)

周辺環境の見通しを良くすることで、クマ等の侵入を抑制するだけでなく、人と鳥獣がお互いを認識しやすくなり、至近距離での突発的な遭遇リスクが低減されました!

参加された関係者のみなさん、お疲れさまでした♪

【補足】グリーンシーズンを迎え登山やキャンプなどで山林内へ立ち入る機会が増加します。クマとの遭遇による人身事故を防止するため、山林内に立ち入る際は次のことに十分気をつけてください!

○ 入山する際は「鈴やラジオ」など、音の出る物を持って入りましょう。
○ 山菜採りの最中も、周囲の様子に注意を払いましょう。
○ 可能であれば複数人で行動するようにしましょう。
○ 子連れのクマには十分注意しましょう。

子連れの母グマは非常に神経質ですので絶対に近づいてはいけません。子グマだけを見かけても、必ず近くに母グマがいますので、そのまま静かにと立ち去るよう心掛けましょう。

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