2017.05.22 [ 北アルプス地域のイベント ]
【北アルプス国際芸術祭 ボランティア編】作品制作に参加しました
大町合庁のMです。
6月4日から開催される北アルプス国際芸術祭の作品制作に参加しました。
芸術祭の事務局にボランティア登録したところ、「ボランティア募集中」のメールが届きました。様々なアーティストの作品制作サポートを募集しているようで、その中から希望の日とアーティストを選び指定のホームページに登録します。
折り返し事務局から届いたメールに従い、当日朝、信濃大町駅前の芸術祭インフォメーションセンターに集合します。
元気な朝礼を終え、この日は4か所の制作現場にそれぞれ向かいます。
私たちが向かったのは市街地東側の「鷹狩山」。山頂展望台近く、標高1000mほどの森の中。台湾在住のリー・クーチェ(LEE Kuei-Chih)さんの制作現場です。
今日のボランティアは4人。リーさんと彼のスタッフ2人を合わせ計7人で作業します。
リーさんの作品は「風のはじまり(Windy)」という作品名。鷹狩山の森の中で集めた木や枝を使って台風を表現したもので、直径30mほどになる予定という作品を、機械は使わず、全て手作業で作り上げていて、私たちは、リーさんと一緒に木々の枝をシュロ紐で縛って組み上げていきます。
少しずつではありますが、自分たちの作業が形になっていくのはとても楽しいものです。
リーさんによると「一つ一つの枝は細くて弱いけど、紐で繋いで組み上げることでとても丈夫になる。そのことも私の作品のテーマ。」とのことで、「台湾と日本とが風でつながっていることをこの場所にある材料で表現したいと」と話していました。
とても気さくで飾らない性格のLeeさん。自分でご飯を詰めてきたというお弁当を一緒に食べたり、台湾の話を聞いたり、和気あいあいと作業は進みます。この日はテレビ取材など様々な人も訪れ、賑やかな現場となりました。
5月27日には制作現場でワークショップが予定されているということで、どのような作品に仕上がるのか、とても楽しみです。
午後4時過ぎ、心地よい疲労を感じるころ作業終了。スタッフとともに現場を下ります。
大町に世界から多くの人が訪れる芸術祭。「見る」だけでなく、「参加」することによってもっと楽しくなることを実感しました。
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