こんにちは。農地整備課のSです。
10月28日（金）に大町市大町の平，二ツ屋との境にある大原ため池で、
第３回ため池の整備イベントが開催され、私たち農地整備課も参加しました。

この大原ため池は篭川から取水された冷水を温める役割として昭和28年に整備されました。
しかし、現代では、ため池の存在意義が薄れ、人々から忘れ去られようとしています。

そこで、景観整備を通して、ため池の存在価値の再確認や災害時の危険性について考えるとともに、
後世に引き継げるようなため池をみんなで再生させようと企画されたのが今回のイベントです。

今回は30年ぶりにため池の水を抜いて生態調査も行われました。
ため池にどんな生き物が住み着いているのか気になりますね！

絶好の作業日和🌞！みんなで雑草を刈っていきます。

この大原ため池によって、上流から流れてくる水の温度が約4℃上昇され、下流の田畑に流されているようです。
水温が低すぎると作物の生育に悪いので、ありがたい存在ですね！
phの数値も問題なく、水質は良好なようです。✨

生態調査の結果ですが、スナヤツメやカジカといったレッドリストに指定されている水生生物が確認されました。
こういった希少な生き物を保全するという意味でも整備活動を行っていく重要性が感じられます。🐟

作業後は抽選会も行われました。景品は新米やお酒、お菓子などがあり、とても楽しかったです。

↑草刈り前の写真

↑草刈り後の写真

ため池もきれいになりました。✨
きれいで本来の役割を果たしているため池を後世に引き継いでいきたいですね！