北アルプスCOOL便 北アルプス山麓に広がるこの地域の大自然はもちろん、 歴史、文化、おいしい食べ物など、さまざまな魅力を皆さんにお届けします!

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おさかちんのパブリカが行く #ボッチャ編

皆さん、こんにちは

おさかちんです。お久し振りですね。

今回は松川村で行われた“ボッチャ”の体験会について報告をします。

タイトルでは主役であるパブリカは、冬期間は走行しない(スタッドレスタイヤをはいたことがない、優に車歴50年を超える車体なので塩カルで傷むなど)ので、出動はありません。4月になり暖かくなったら引っ張り出したいと思います。

さて、本題です。ボッチャは、脳性麻痺等の重度の障がいを持つ人のために始められたスポーツです。
一昨年の東京パラリンピックでは杉村英孝選手が金メダルを獲得したことで一躍注目を集めましたが、現在では、簡単にどこでも、だれとでも楽しめるスポーツであることから、地域の子どもや高齢者などの間でレクリエーションとして普及し始めています。

今回、松川村の依頼によりボッチャ競技の審判員育成講習会と体験会の講師を、仲間とともに務めてきました。

村では、昨今のコロナ禍の中、なかなかスポーツやレクリエーションができずに村民同士の交流が図れていなかった現状を憂い、徐々にではありますが社会活動が再開していくこのタイミングで何か村民の交流を図れるものはないかと考えて、ボッチャを通じた村民交流を進めたいと考えていたとのことです。

【ボッチャ審判員養成講習会】
6月には村民大会を開催するという企画もあることから、まずは地域でボッチャを広めていく人材を育成しようということになり、2月4日(土)午後に審判員育成講習会を開きました。

参加者は約30名ほどで、地域のスポーツ活動を担っているスポーツ推進委員などです。

ボッチャの概要やルールや競技・審判用具の説明から審判動作を通じて、実際の試合の流れを体験してもらい、楽しみながらも地域でボッチャを普及させていくための基本的な知識と技術を習得してもらいました。

ボッチャの審判は、ルールも簡単ですし、得点計算も難しくはありません。

【ボッチャ体験会】
そして、2月9月(木)の夜7時から2時間ほど、同じ会場で村民対象のボッチャ体験会が開催され、同じく講師として参加してきました。

開催が平日の夜だったので、何人集まるかなと思っていたら、想像を超える60名となり、慌ててコートを増やしたりしたが間に合わずにあぶれてしまう人も出てしまいました。

体験会での進行は先日の審判員講習会を受講したスポーツ推進委員さんたちに委ね、私たち講師陣はフォロー側に回りました。

簡単なルールの説明の後、参加者には即席のチームを組んでもらい、スポーツ推進委員が審判員となり4コートに分かれてボッチャの試合を楽しんでもらいました。

参加者の中には、保育園児を連れた親子や職場仲間、近くにお住まいの方から様々でしたが、ほぼ全員、ボッチャの体験があり、認知度の高さをあらためて感じました。

ボッチャは、障がいの有無等に関係なく誰でも参加できるスポーツとして、大会が開催されたりしていますが、もともとは障がいのある人のためのスポーツが出発点であり、地域ではどのような観点で広めていくのかがカギとなります。

また、地域における普及に関しては、ルールや審判ができる人材を育成していくことも大切だと思います。ボッチャという障がい者のスポーツが健常者に親しまれるという「逆転現象」が日常化していくことにより、お互いの理解や障がいを持つ人たちへのスポーツ活動が広まることを期待します。

多くの皆さんにボッチャを楽しんでもらうことができ、またこれからの地域での普及を進めていく中心となる人材も育てることができた2日間で、これからの松川村の村民交流に期待したいと思います。

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