2023.11.17 [ 北アルプス地域の歴史・文化・暮らし ]
【過去にタイムスリップ!?】「塩の道ちょうじや」で大町の歴史や文化を知る💭
こんにちは、総務管理・環境課のSです🌵
今回は、大町市初の国登録有形文化財に登録されている「塩の道ちょうじや」を紹介します。
11月12日まで開催されていた『大町探訪 写真展』の会場にもなっており、そのときに初めて行きました!
大町市は、糸魚川から松本まで塩や海産物が運ばれた「千国街道・塩の道」において、宿場町・大町宿として栄えていました。
江戸時代に松本藩から塩問屋を任せられたのが平林家であり、江戸時代には麻問屋や塩問屋を、明治時代には味噌や醤油などの醸造業を営んでいました。旧平林家は当時の姿を今に伝える貴重な建物として現在、「塩の道ちょうじや」となり、見学することができます。
建物1階では、囲炉裏、平林家の調度品の展示、塩などを売り買いした帳場などを見ることができます。
金色があしらわれていて豪華です✨
帳場(塩を売り買いする場所)の当時の様子がよくわかります。そろばんもありますね!
2階には、千国街道・塩の道に関する展示を見ることができます。
塩の道がどのようにつながっているのかを詳しく知ることができました!
旅の際にはくわらじなども展示されています。
他にも、平林家に関する展示や「敵に塩を送る」で有名な上杉謙信と武田信玄の逸話や資料などを見ることができますよ~
さらに3つの蔵(文庫蔵、漬物蔵、塩蔵)を見ることができます。いずれの蔵も国登録有形文化財に登録されています。
私が行ったときには、文庫蔵に写真展の写真が展示されていました📷
漬物蔵↓
旧平林家では、味噌や醤油などの醸造業を営んでいた時期もあり、味噌と醤油を使って漬物を作って売っていたそうです。
塩蔵↓
塩からにじみ出たにがりを溜める「にがりだめ」という仕組みが当時のまま残っています!
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