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Vol.32特集■蔵のまち、須坂で楽しむ「ひな祭り」

300有余の土蔵が立ち並ぶ須坂は、「蔵のまち」。
江戸の時代には、一万石の城下町、大笹街道・谷街道・草津道の交わる要衝として賑わい、明治から昭和初期にかけては製糸業が栄えました。
白い土壁ならぶ街並みから、その面影が今も感じられます。

壁からフックのように突起している「乳釘・乳鉤」や、「ぼたもち石」と呼ばれる土台の石垣など、この地ならではのめずらしい建造物に出会える

明治には「シルクロードの起点」とも呼ばれた商都・須坂。
今回は、今だからおススメの、「蔵のまち」ぶらり旅です。


■春色に染まる須坂の街
まだまだ風が冷たい、信州の3月。
でも、須坂のまちは、春らしい華やかな空気に包まれます。
それが、「信州須坂の町の雛祭り」。
毎年3月3日〜4月3日にかけて開催されるこのお祭りは、美術館・博物館のみならず、町中の数多くの商店などでも歴史と華やかさをまとった雛人形たちが展示されます。

■圧巻!1000体の雛人形!?
中でも必見は、「世界の民俗人形博物館」。


なんと高さは約6m!
30段のひな壇には、約1000体の人形たち。

実はこの雛人形は、全国各地から寄せられたもの。
ひとつひとつに、それぞれの愛や想いがこめられているんですね。
隣接の須坂版画美術館でも30段1000体の雛人形が展示されてます。

三十段飾り千体の雛祭りはこちら≫

■280年の歴史に触れる
歴史的にも貴重な数々の人形を見ることができるのは、「田中本家博物館」。
こちらは、かつて北信濃屈指の豪商の館だった大邸宅を博物館にしたもので、約250点もの雛人形が展示されています。

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