2014.03.18 [ しあわせ信州創造プラン ]
「しあわせ信州創造プラン」のご紹介 (VOL. 14)
今回は、「地域の魅力を活かした活力増進プロジェクト」の
アクション「野生鳥獣被害対策の推進」についてご紹介します。
(シカの集団) (くくりわなの設置講習)
諏訪地域における野生鳥獣による農林業被害は、平成19年度の約1億4,500万円をピークにその後の被害対策により減少しているものの、平成24年度においても約8,800万円の被害が生じています。被害額におけるシカによるものは近年では約70%を占めています。
シカの被害を防止する上で、効率的な対策をとるためにもシカの動向を把握することが必要です。
こうした調査分析を踏まえて「諏訪地域ニホンジカ行動マップ」を作成し、相手(シカ)を知った上での捕獲に役立てています。
○捕獲組織の強化(捕獲実施隊)
鳥獣被害対策特別措置法に基づき、市町村長が市町村職員及び地元の猟友会
員を隊員として委嘱して行う捕獲
○捕獲場所の拡大(広域捕獲隊)
県が(社)長野県猟友会へ委託して組織化
自然公園内や高山帯など通常の捕獲体制では手が届かなかった場所で捕獲
(諏訪地域では、高ボッチ・霧ヶ峰・八ヶ岳高山帯など)
このような捕獲体制の拡充により、平成24年度では対前年比で154%のニホンジカを捕獲(4,011頭)しました。
平成25年度は4,500頭の捕獲を目指しています。
この他、「野生鳥獣被害対策の推進」として次の取組を行っています。
●高山植物等植生被害対策
●鳥獣被害防止総合対策交付金
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