こんにちは、林務課の新人T.Tです。
しばらくぶりのブログ更新です。
今年は暖冬みたいですが、最近は段々寒さが増してきましたね。毎朝凍った車のフロントガラスを溶かすのに時間がかかり、出勤がギリギリな今日この頃です。
さて皆様、私が初めて投稿したブログを覚えていますでしょうか。
岡谷市の新開で倒木が発生し、現地調査に訪れたというブログです。
あれからずいぶん日が経ってしまいましたが、今回のブログでは、この現場がその後どうなったのかをお伝えしていこうと思います。
あの日私たちは、現地を踏査し、測量を行いましたが、その現地調査で得た情報は、設計書を作成する際の大事な情報になります。
現地調査後、私は測量データから図面を作成し、木の直径や見積書の情報をもとに、倒木を含む計45本の危険木を伐採する方針で設計書を作りました。
そして公告、契約と進み、工事が始まりました。
今回の工事で一番厄介なのは、あの大きく根返りした倒木です。この大きな倒木については、まず根株の土を高圧洗浄機で落とし、根を細かく切ってから伐採を行いました。
なるほど、そういうやり方もあるのかと、この処理方法を聞いた時は感心してしまいました。受注者さんのお話を聞くのはとても勉強になります。
周囲に自生しているニセアカシアの伐採については、すぐ下に人家があるので、伐倒方向には十分に注意して行っていただきました。
写真は監督に訪れた時の写真です。周辺のニセアカシアを伐採しているところですが、かかり木になってしまっていますね。
しかし、木回しをしたり牽引具等を用いて適切に処理されていました。
こうして伐倒した木は玉切りし、等高線と平行に集積します。しかしこれだけでは下へ流れ出てしまう恐れがあるので、伐根や杭により確実に保持し、転落防止の措置をとります。
下には人家があるため、せっかく綺麗に処理した木が流れ出ることだけは絶対に避けなければなりません。
さて、大まかな説明でしたが、このようにして作業は順調に行われ、無事に工事は完了しました。
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