2015.01.20 [ 【目】自然・景観 ]
諏訪湖結氷状況~氷上の立ち入りは危険です!~
毎年この時期に待ち遠しいのが諏訪湖の「御神渡り」。諏訪湖ならではの神秘的な現象として知られ、諏訪大社上社の男神が下社の女神のところに通う「神の恋路」とも言われています。
この「御神渡り」を一目見ようと毎年多くの観光のお客様が諏訪湖を訪れますが、残念ながらこのところ気温が高い日が続き、全面結氷に至っておりません。
1月20日現在、諏訪市湖畔公園前から下諏訪町みずべ公園前辺りの岸部は結氷していますが、中央部から岡谷市にかけての大部分は氷が解けている状況です。
下諏訪町漕艇場付近の状況です。薄く氷が張っていますが、所々解けかかっています。
下諏訪町高浜付近です。沖の方は完全に解けている様子がおわかりいただけるでしょうか。岸部には先日降った雪がまだ残っています。雪の積もる諏訪湖も神秘的な光景です。この辺りは富士山のビュースポットとしても知られていますが、この日は残念ながら見ることはできませんでした。
諏訪市間欠泉センター前の状況です。写真左は、諏訪湖立ち入り注意喚起兼「御神渡り」案内看板です。
対岸は岡谷市方面。完全に氷が解けている様子がわかります。諏訪湖遊覧船は結氷時はお休みです。わかさぎ釣りはお楽しみいただけますので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
諏訪エリアの観光関連団体、警察、消防、行政機関で構成する「諏訪地区観光客安全対策推進会議」では、「氷上の立ち入りは大変危険です!」と記載した使い捨てカイロを皆様にお配りし、安全啓発をしています。
諏訪湖の氷は随所に温泉や天然ガス湧出による薄氷「釜穴」が散在しています。また、風向きや流れにより厚さや強さにムラがあり、結氷状況も日々変化しているため大変危険です。諏訪湖に立ち入り、落ちることのないよう、十分に注意してください。
残念ながら「御神渡り」は今のところ確認できませんが、晴天率が高い冬の諏訪湖は美しく、岡谷市の横河川河口は白鳥飛来地として有名です。酒蔵や温泉めぐりもオススメ。安全に注意しながら冬の諏訪湖観光をお楽しみください。
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