2016.07.20 [ 南信州の林業 ]
南アルプス仙丈ケ岳の高山植物を守る活動が行われました。
林務課です。
平成28年7月12日13日に、伊那市にある仙丈ケ岳馬の背周辺でシカ防護柵の設置などの作業が行われました。
伊那市職員、飯田市職員、信州大学、地元ボランティア、下伊那地方事務所、上伊那地方事務所、南信森林管理署関係者など、約60人が参加しました。
早朝に集合し、バスで北沢峠に移動し、そこから徒歩2時間以上かけて現場にようやく到着します。
馬の背に着くと、班に別れ作業が開始されます。
20代の学生さんから60代のベテランまで様々な年齢構成ですが、経験豊富な60代のみなさんが中心となり若者たちを指導しながら、順調に作業が行われました。
かつてはシカの食害により植生が消失し、裸地化(らちか、土がむき出しになる状態)していたとのこと。今は、柵による防除や猟友会による捕獲が進み、植生が回復してきました。
標高2,500m以上の涼しい環境でしたが、汗をかきながら充実した時間を過ごしました。所々に咲く高山植物のかわいらしい姿に感動し、さらにこうした花々が咲き乱れるかつての姿に戻ることを強く願いました。
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