こんにちは！総務管理課です。

突然ですが、皆さんは「下栗の里」をご存じでしょうか？

下栗の里とは、南アルプスを望む飯田市上村にある、東面傾斜面の標高約800ｍから1,100ｍにかけて耕地と家屋が点在する集落です。景観の美しさ、自然と暮らしの調和などの姿がオーストリアのチロル地方に似ていることから「日本のチロル」とも呼ばれています。

6月11日(水)、視察として現地を訪問してきましたので、様子をご紹介します。

あいにくの雨のなか飯田の合同庁舎を出発し、約１時間ほどかけて、まずは下栗の里観光駐車場へ。道中もずっと降り続いていた雨ですが、着いた頃には傘をささなくてもよいくらいの小雨になり、霧も晴れていました。

天空の里 ビューポイント(展望台)までは、駐車場からさらに徒歩で20分ほど。
山の中の遊歩道を進みます

こちらの遊歩道は、平成21年(2009年)の秋に、「下栗の景観を多くの皆さんに見てほしい！」という思いから、地元住民の皆さんの手造りで開設・整備されたとのことです。柵がしっかりとしていたので、山道に不慣れな私も安心して進むことができました。

20分ほどでビュースポットに到着！階段の先に展望スペースが整備されており、登って景色を見てみると・・・・

雨や霧が心配な天気予報でしたが、「にほんの里100選」に選ばれるのも納得の素晴らしい景色を見ることができました
一生懸命歩いてよかったです。

案内していただいた地元の方のお話によると、下栗の里では傾斜・標高を生かし、いもやお茶の栽培が盛んで、特にこの地域で栽培されるいも「下栗いも」は、味が濃く身がしまっているため、煮崩れしにくくとってもおいしいそうです。この日は日が出ていませんでしたが、南向きの斜面は日当たりがよさそうですね段々畑を見ながら、農耕の原風景を感じました。

観光スポットとして見るだけでなく、実際に暮らしている人々や生活の様子に思いをはせ、色々なことを考えたり感じることができるよい機会となりました。皆様もぜひ訪れてみてください

この記事に関するお問い合わせ先：南信州地域振興局　総務管理課　TEL：0265-53-0400