2018.11.30 [ その他 ]
食生活改善 積み重ねて半世紀、さらなる飛躍へ【食改飯伊支部50周年記念式典】
飯田保健福祉事務所健康づくり支援課のaです。
長野県食生活改善推進協議会飯伊支部が、今年度、創立50周年を迎えたことを記念して、10月4日に式典が開催されました。
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食改とは?
食生活改善推進協議会(食改)は、親子の食育教室の開催や減塩に向けた取組など、地域に根ざした食生活改善活動を行っている食のボランティアの皆さんを会員とする団体です。飯伊支部は7市町村に協議会を置き、会員320余名がそれぞれの協議会や分会で活動しています。
飯伊支部の立ち上げは、昭和43年のこと。食改員(ヘルスメイト)は、高度経済成長期以降の食生活変化に対し、食事、栄養、健康について学んだことを家族やお隣さんなどの地域に広める活動を行い、食を通して健康を支えてきました。
減塩活動はその主たる活動でした。1.2%のみそ汁の塩分濃度を0.8%にまで下げて「適塩」にできたのは、食改さん一人ひとりの活動の成果です。減塩のみならず、バランスの良い食事を普及するなど、自身の家庭の食事から少しずつ変え、地域での食生活改善に大きく貢献!!
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[功労者に感謝状を授与]
式典では、35年以上継続の会員へ感謝状を授与。
90歳を超えてなお、活動している会員もいらっしゃいます。
「この活動により食事を気をつけるようになり、地域に出ていくきっかけになった。
頼られることがうれしい」と語っていた姿が印象的でした。
この食改活動が長生きの秘訣かもしれませんね。
[50年の活動が生んだ、奇跡のような話]
また、長く活躍されている支部会員6名による座談会では、食改設立時の活動や、各地で行われてきた活動など、50年の活動のあゆみをお話ししていただきました。
かつて、『キッチンカー』という料理のデモンストレーションを行う車が各地へ行き、栄養教室を開催していたことがありました。飯田下伊那の地区にも回ってきたそうです。ある会員は「幼少期、『キッチンカー』が南信濃に来た際に、おいしいおやつをもらった経験があります。」と振り返っていました。
長く続ける積み重ねによって、何世代も超えて活動することができる貴重な組織となっていると思います。ピンク色のTシャツを着た食改員に料理教室で教えてもらった子どもたちが、いつか、食改に入会しているなんてこともあるかもしれません。
「今後も、会員一人ひとりが元気に活躍しながら、地域への食生活改善活動を行っていきたい。」とのまとめで座談会を閉じました。
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