2018.06.13 [ その他南信州の観光・自然・花 ]
南信州の今月の花「バラ」
農業改良普及センターのHです。
6月はたくさんの花が咲く季節ですが、6月と言えば「ジューンブライド」、結婚式と言えば「バラの花」を連想される方も多いのではないでしょうか?
例年6月上中旬頃は、各家の庭先でも、よく手入れされたバラの花が、通る人の心を和ませてくれますが、バラ栽培農家もブライダル需要のために、特に忙しい季節を迎えています。
今回は、松川町の堀木さん(飯田花卉組合)のお宅にお邪魔しました。
堀木さんは約1,200坪の温室で、30品種ものバラを栽培し、年間で約30万本ものバラを、東京都内の市場を中心に出荷されています。
2か所にハウスがあります。こちらはご自宅近くの温室です。
温室の中はこんな感じです。
温室の土はたくさんの有機質資材が投入されており、とても柔らかでフカフカしています。
梅雨の晴れ間の良いお天気でしたが、天井が高くハウスの中はあまり暑くありません。
ヒートポンプを設置し、省エネルギー対策にも取り組んでいます。
堀木さんはネットアトモという環境測定器を設置し、温湿度の管理に役立てています。特に、湿度が85%以上になったら灰色かび病の防除を行うことで、防除回数を削減しています。このシステムを導入して以降は、市場からのクレームもなくなったそうです。
スマホでハウス内の気温や湿度などをチェックできます。
堀木さんはバラの育種もされており、栽培している30品種の内の半分は、オリジナルの品種だそうです。
※お邪魔した時にはちょうどよい写真が撮れませんでしたが、堀木さんの承諾を得て、フェイスブックのページから画像をいただきました。もっとご覧になりたい方は「堀木拓也」さん、「堀木園芸」のフェイスブックやインスタグラムをご覧ください。
ジプシーキュリオーサグリーン
ジャパネスクキャラメラ
このバラには、まだ品種名がついていない?
堀木さんが栽培したバラは、高級腕時計のCMにも使われたほどで、品質はお墨付きです 。
ギブイットオール
シャドウオブザデイ
ジューンブライドの起源は、ギリシャ神話にあるそうですが、結婚式に限らずバラの花は豪華なイメージで、見る人の心を魅了してくれます。
バラの花ことばは「愛」や「美」だそうですが、色や本数でも花ことばが違うそうです(恋愛に関係する言葉が多いようです)。
ソルファ
愛する人や親しい人への贈り物や、普段頑張っている自分へのご褒美など、今が旬のバラをぜひお楽しみください。
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