2012.12.25 [ 南信州の観光・自然・花 ]
昼神の御湯
こんにちは。
ここ最近、めっきり寒くなりましたね。ということで12月15日(土)に阿智村の昼神温泉に行ってきました。
昼神温泉について辺りを見廻すと・・・なっ、なんだ~と思わず目を見張るような物体が (;゚Д゚)!
何やら恐ろしげな顔のわら細工がそこらじゅうでこちらを睨んでいるのです。
せっかく温泉に温まりに来たのに、恐怖でますます体が冷えてしまいます。これはいったい?勇気を出して近づいてみると・・・。
何やら下の方に説明らしきものを発見!
よく読んでみると、以下のような内容が書かれていましたよ。
【神様の忘年会ともいわれる、霜月まつりから帰ってこられた、この里の神様(湯屋権現様)が春まで温泉でくつろぐ昼神温泉のお湯を「御湯」(※1)といいます。神様が温泉に浸かっている間は「湯屋守様」が里を守っています。】
つまり、そこかしこで睨みをきかせていたこの物体は湯屋守様(※2)だったんですね。
疑問が解決したところで、寒さを思い出し、いそいで温泉にはいりました。昼神温泉はph値9.7の泉質で肌がつるつるになります。まさに美人の湯でした。
ちなみに、説明文に書いてあったのですが、この冬の時期に昼神温泉に入るということは神様と同じお湯(御湯)に入ることとなるため、一年間神様の恩恵にあやかることができるとのこと。いや~、ありがたいですね。
以上、農地整備課でした(^-^)g””
(※1) 御湯は12月2日(神おろし)(※3)から3月2日(お焚き上げ)(※4)の間楽しめます。
(※2) 湯屋守様は里に災いが入らないように威嚇する役目があるため、夜になると灯りがともされ、目を輝かせます。
(※3)神おろしは降神祭のことで天から湯屋守様に降りてきていただく神事。
(※4)お焚き上げは湯屋守様を焚き上げて天にお帰りいただく神事。残った炭は神様が宿る「御炭」として身体の一部に塗ることで無病息災が約束されます。
【お問い合わせ先】
昼神温泉ガイドセンター
TEL:0265-43-3001
〒395-0304
長野県下伊那郡阿智村智里20-2
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